2016年07月20日
539 レミゼラブル

工作実習もノート提出を残すのみとなりました。
梅雨のジメジメや時おり見せる夏の暑さもなんとか乗り越えました。
しかしながら今回は少し思うところがありました。
実習を指導していて学生さんが指示していない、指示とは違う作業をやることがあります。
私の場合、工作機械を使っていないこともあって、危険や迷惑になってなければスルーすることが大半です。個性やオリジナリティを尊重しています?! それが何かの発見につながるかもしれませんから

鋳造実習で
「鋳物砂を突き固めるのに“突き棒”と“スタンプ”があります。」
突き棒とスタンプの特徴や役目の違いについて説明。
「まずは、突き棒で外側から中心へ渦巻き状に突き固めてください。」
スタンプでど真ん中から突き始める学生さんが2人もいた時にはヒザから崩れ落ちそうでした

*本分と写真は関係ありません。
ヒトの話を聞いてないなぁと思うのですが、これは自分の指導法が悪いんじゃないかと。。。
1人ずつがこちらに注視して話を聞かせるようにしなければいけないのではないか。(小学生じゃないんだから・・・)
こちらを向いて話を聞いているように見えて違う方法で作業している。→説明の方法・表現がマズいのではないか・・・
実習の説明をしている時、なんらかの反応を期待しています。=機械工作に興味を持って欲しい。
逆の立場の時に、講師の話に自分が期待しているような反応をしているかと言われると否ですので、他人のことをとやかく言えたギリではありませんね

質問しても応えてくれないようなグループの時には、待ってるだけでは反応がないので、一方通行的に淡々と進行させてもらいます。
ノリの良いグループで積極的に反応してくれる時もあります。そうするとこちらは気分良く進行することができます。そうなると色々なこと教えてあげたくなります。
学生さんにはどちらが得なこと(メリット)なのでしょうか?
実習はやる内容が決まっているので、ダラダラやっていると終わる時間が遅くなります。テキパキと進めると早く終わります。
積極的に反応してくれるグループには色々な情報を伝えていくので時間がかかってしまいます。そういうグループは概ね作業も早いので終了時間は変わらなくなります。
学生さんにとっては授業が早く終わるのが嬉しいこと(メリット)のようなので、親父ギャグに反応するより淡々と進めていってもらった方がメリットを感じるのかもしれませんね。
付加的にお伝えしている情報の99%は忘れ去られるでしょうから。
1%でも感じてもらえれば、と言えばカッコいいのか

相手によって内容を変えずに全てのグループに標準的に進行したほうが良いのかもしれません。
でもそれってつまんないですね。教える方も教わる方も。ビデオ見てるのと一緒ですから。
反応してくれないとか、教えてあげるという表現(考え)がそもそも独りよがりなのかもしれません。
スタイル(←外見ではない!)を変えることは簡単ではないので、この先もオヤジ流でいかせていただきます

オレも脱皮して〜!
Posted by iso at 18:00│Comments(0)
│実習