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2020年04月07日

756 ディスク

SUS303の4mm板材からレーザー加工されたディスク。最大径200mm、内径90mm。

この表面を削ってくれとの依頼

303の黒皮なのでそんなに難しくはないはず。
ただし、かなりの断続切削face14 刃先が叩かれまくるのでどこまで耐えられるかが心配face13

とりあえず3爪の生爪で内張してチャッキング
バイトはいつもの超硬P種、ノーズR0.8

予想通り?ビビって仕上がらない



ジグに貼り付けるしかないかface13
ディスクの3ミリ穴を3.3に拡大

M4のタップをたてる

6ヶ所2列×4枚=48ヶ所! タッパーあって良かったface11

ついでにディスクの変形発見face12  皿形に変形しているようです。最大0.5ミリほど空いています。レーザー加工の熱で変形したかな。

歪みを全部取るとかなり薄くなるので、そこそこの塩梅でface12

割り出し盤で穴あけした面板(角度が微妙で大変だったface14)に取り付け。

ジグの面で芯出し


探していたら変なチップが出てきたのでお試し

サーメットで衝撃に弱そう。だけどノーズR1.2は丈夫そう。ビビらなければ面粗さはうまくいきそう。


切り込み0.1mm、回転数250rpm、送り0.18mm/rev


なかなかキレイ


なんとかこれで4枚裏表8面加工できました。


  


Posted by iso at 18:00Comments(0)旋盤

2020年04月01日

755 くせになる

この時期恒例のあの部品です。
フライスで、ここまで下ごしらえしていただきました。


直立ボール盤で、ウチにある最大のドリル、直径50ミリで下穴を開けます。
ドリルで穴を開けるにはボール盤が効率的です。旋盤だと心押台のハンドルを何度もクルクル回さなければならず心身ともに疲れますface14


旋盤に四爪で保持します。フライスで加工された穴を基準に心振れと面振れを0.01mm程度に収めます。


厚さを加工します。荒削りは、ハイスの剣バイトを使っています。5ミリ削ります。切り込み2.5mm、送り0.23mm/revでいきます。
ハイスの方が刃先をシャープにできる。切れ刃角があった方が切削抵抗が少ない。といった理由です。以前、薄いフランジ形状を加工した時に熱の発生が少なく変形しなかったので、この方法を採用しています。


仕上げは、超硬の片刃バイトで行いました。たまたま付いていたからface12

穴の荒加工です。

穴径を50から80ほどまで広げる必要があります。
長さ方向に刃物を送って加工するのが一般的ですが、径方向に広げています。
前回の記事もこのダンドリでした。今回の素材はA7075ですので粘くもなく、切り屑処理も良いのですが、切り込みが大きい時はコチラの方が好みです。二次元切削が好きなのかもしれませんicon102
荒加工は、1回に4ミリずつ切り込んでいます。

仕上げ加工は、同じ刃物で、長さ方向に刃物を送って仕上げています。


裏返して同様に厚みと内径を加工します。



当初は外径荒加工と内径荒加工→内径仕上げ加工と外径仕上げ加工としていました。
その後、芯だし直後に精度が必要な穴加工をした方が良いとの判断で穴加工を優先するダンドリに変更しています。

この後、ワイヤー放電加工機やフライス盤で加工されて完成となります。まだ先は長い。

  


Posted by iso at 18:00Comments(0)旋盤

2020年03月26日

754 粘っこい

今回はコレ↓を作ります。

素材がA5052です。アルミニュームですが、ちょっと粘っこくて切削加工には不向きです。溶接する部品なので、この材料でないと不具合が出てしまうのでしかたありません。

まずは、汎用機で荒削りです。ドリルでφ35の下穴を空けて開けておきます。


CNC旋盤にチャッキングします。今回は硬爪を使いました。ちょうど良いサイズの生爪がなく、整形も手間がかかります。つかみ代も十分あり、外径も関係ないのでこれでいきます。


粘っこい材料だと書きましたが、粘っこいと切り屑がうまく処理できずに絡みついてくるのが、厄介なのです。
そこで今回は、突っ切りバイトで溝入れ加工することにしました。溝入れ加工では、ステップしてくれるので、切り屑が一定の長さで切れます。2次元加工なので切り屑がカールしやすいということもあります。約4ミリ幅で加工していくので、効率もそんなに悪くはありません。


先端の段付き部分を加工しました。


外径加工が完了。溝加工の最後の工程で外径を長さ方向に切削する時に長い切り屑が発生して絡まるようです。

切り屑を取り除くと外径はキレイに仕上がっています。端面がビビって仕上がりませんface14仕上げ代を変えてみたりはしたのですが、結果は変わりませんでした。チップが古いヤツだったかもしれませんface13


続いて、穴繰り加工です。

ご覧のように絡みついています。
これが原因で切り屑の排出が悪くチップの欠損が起きたり、絡みついた切り屑が切削面を傷つけたりすることになります。
仕上げパスの前に切り屑を取り除いています。

最後に切り落とします。

そのまま落として変形したり傷ついたりしないように皮一枚残しています。
最後は手ノコ

最後の切り落とし工程でソリが出ています。
やっぱり切れ味が良くなかったかな。無理して削ることになるので熱が発生して変形しているのでしょう。

汎用機の生爪で保持して表面の荒さと変形を削り取りましたface13
  
タグ :A5052CNC


Posted by iso at 18:00Comments(0)旋盤

2020年03月16日

753 大砲


以前の記事の写真が大砲ぽくて良かったので、今回も下からあおって撮ってみた。
今回は、これが、できるまで。

素材。


汎用機で荒削り。
CNCの生爪にφ100用があったので、それに合わせて外径を加工。
ドリルでφ50まで下穴加工。


CNC旋盤に移動して、
端面。
外径。振り替えた時に芯を見るためのステ削り。
内径。
外形をエンドミルで加工。
取り付け用の4つ穴加工。



取り付け用の4つの穴にネジたて。

ジグをCNC旋盤に取り付けて面振れを確認。
品物をジグにネジで固定。狭くてめんどくさいface14



35度の片刃バイトで荒削り→仕上げ削り。

削れない部分が残っています。
先のエンドミル加工の深さが3ミリほど足りていない。大きなR部分に削り残しが出ています。最後にヤスリで削り取ることになったけれど、大変でしたface14

残っている部分を丸コマのバイトで加工。つなぎもうまくできた。




旋盤加工は終了。
この後、フライス→ワイヤー放電加工を経て完成です。

  
タグ :旋盤CNC


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2020年03月10日

752 行ったり来たり


今回はコレ↑を作ります。
φ100×310と長めです。LD比で3倍ですから、そうでもないのですが、大きめなので内径加工がちょっと怖いですね。外径なら心押し台でセンター押せば問題なくいけますね。
SUS304。ちょっと硬くて粘いですね。303だと快削です。
長いテーパー面。汎用機だと途中でつないで削らないといけませんね。


四つ爪でチャッキングしています。たまたま付いていただけですが、こちらの方がガッチリ保持できますね。
φ50までドリルで下穴を加工します。

写真は、ありませんが、外径を一皮むいてキレイ(丸く)にしておきます。


固定振れ止めで補助してもらって、内径を加工します。

ここまで穴が大きいと太いバイトが入れられるので楽ですね。

内径の加工が完了です。


振れ止めを外して、外径を仕上げます。

取り外して、左右を入れ替えます。この作業を現場では「トンボ」というところもあるようです。
芯だしを行なって、長さを整えて、穴を加工します。

フライス盤に割出盤を載せて、大径部の横の穴を加工しておきます。
テーパーまで加工すると固定や割出しがやりづらくなりますので、円筒の状態の時に加工してしまいます。


CNC旋盤に持って行って、センターワークで外径を加工します。しました。

先端のネジを加工します。CNCだとセンターが干渉して、うまく行きそうにないので、再び汎用機に戻ります。
これで旋盤での加工は終了です。

再びフライス盤に移動して、先端の6角の加工をします。
割出盤で保持して、センターを押して、エンドミルで加工します。


最後は、ワイヤー放電加工機(WEDM)で横の窓を開けると出来上がりです。

  


Posted by iso at 18:00Comments(0)旋盤

2020年03月04日

751 ないもの


コレ↑を作ります。
コレは、CNC旋盤で内径加工の練習にしてみよう。と、取りかかりました。
図面左側のM16の雌ネジ→奥のテーパー加工のダンドリで行こうか。。。

あれface08
これ加工できる刃物がないface14

M16ピッチ2の下穴径が14。テーパの始まりが16.2程度です。
ネジの逃げ部の内径は、図面に指示はありませんが、16.5〜17程度になるでしょう。
その差が3〜2.5。段差が1.5〜1.25になります。
最奥のφ10をクリアして、1.5〜1.25の段差が削れるバイト(刃物)がありません。
スローアウエイの内径加工のバイト、特に小径加工ができるものには、大きな段差を加工できるバイトが見当たりません。

汎用旋盤に戻ります。
まずは、ドリルで下穴を開けて、ネジ加工です。

奥のテーパー面は、お手製のハイスの刃物で加工します。

刃物台を振って、刃物は真っすぐに取り付けて加工します。
テーパ面は刃物の角部で削ることになるため、ノーズRをやや大きめにして面粗さを向上させたつもりです。効果不明face11
恥を忍んで刃物の拡大写真をつけておきます。



  
タグ :s45c


Posted by iso at 18:00Comments(0)旋盤

2020年02月27日

750 ヘビメタ

ヘビーメタルicon65来ました!
NKK NW18

その名の通り重いのです。比重18.1。
タングステンの比重が19.3。全元素中で最も比重が大きいオスミウムの比重が22.57
個人の感覚として「重い=硬い」という印象です。磨耗しやすいペン先に使われたりする材料なので、大きくは外れていないと思います。
硬いと加工が難しくなります。そこで何かを加えて加工しやすくしています。

タングステン合金の多くは焼結材と言われる”金属の小さい粒に熱と強い圧力を加えて成形したもの”です。
添加する元素や成形方法を工夫することで、結合度を変えて加工しやすい素材もできるらしい。
素材そのものは非常に硬くても、結合度を下げることで切削できるようにしている。マシナブルなセラミクスもそうですね。
なので削るというか剥がすという感じでしょうか。。。

いつものP種超硬で削れました。
ちなみにφ20で500rpm、送り0.14mm/revです。

  


Posted by iso at 18:00Comments(0)材料

2020年02月21日

749 深穴

例の試験片の中心に直径6ミリの貫通穴を開けます。

最初は両側から加工して真ん中付近でつないでいました。当然、幾分食い違いがでます。
それが、試験部分になるので結果に影響するような気がします。

ロングドリルで貫通させると出口ではだいぶずれています。
これまた影響するよな。

試験部分を過ぎる90ミリあたりまで6キリで開けて、裏から8キリでお迎えしてつなぐ。
食い違いが結構でてます。

先に8キリで40ミリほど加工して、そのまま6キリで90ミリあたりまで加工。
裏から6キリでつなぐ。
両側を8ミリにするのは磨き工程がやりにくくなるのでマズイそうです。


加工方法もいろいろ変化したのですが、保持の方法もいろいろと変更を繰り返しています。
一番簡単なのはコレかな↓

これだとチャッキングした時の振れがわかりません。
で、こちらに変更

振れを見ながらイイところ探してチャッキング

これでかなり振れているのがあって、こりゃ曲がっているなと。
以前にコレットチャックで両側の太い部分にまたいで保持しようとしたのですが、芯が違っていて入らないものがあったので怪しいと思っていたんです。
振れは5/100mm以内なので許容内だと思っていますが、深穴を開けるには、センター穴をモミ直せば曲がりは抑えられるかも。
最近は調整なんかをやったこともあってか振れもテーパも収まっています。
ドリルメーカーさんが来た時に質問したら「ガイドホール が大事ですね」って。
ガイドホール ってどんな風に加工するのかなface12

  


Posted by iso at 18:00Comments(0)旋盤

2020年02月14日

748 ダンドリ変更

引っ張り試験片を加工しているのですが、加工工程(ダンドリ)に迷いが出ています。

今回の素材はS10Cの熱処理済みのもの。
硬くはありませんが、曲がりや歪み、表面のデコボコはかなりあります。

外径を荒削りしてから端面処理が本筋でしょうか。
半分づつ削っていたこともあったのですが、曲がりが大きくて黒皮が取れないと言うこともあったのでダンドリ変更
つかみ代を20ミリほど削ります。

削った部分につかみ変えて芯だし。センター押し。

外径荒削り

振り替えて、長さ決め。センタ穴もみ。
この後のCNC旋盤での加工を考慮して、センター穴の深さがなるべく揃うようにしています。




荒削りの時間が長い。
φ22弱からφ20を作る、外径の取り代が少ない。
S10Cで硬くないのでイケるはず。
と言うことで荒工程を省略します。
と言う2度目のダンドリ変更
曲がりの影響がなるべくでないように真ん中あたりを保持して長さを整えます。


このままCNC旋盤に移って、片面を加工

振り替えて加工

加工後

できあがり?
本当は、端面を削って直角を出すべきだが、許容差内と言うことで省略。


こんな方法で良いのか?不安ですface12
と言うのも加工後、かなり曲がってるものがあるんですよね。
真ん中の細い部分も0.1ミリほど太くなっているし。これは被削材が逃げているんだろうと思われます。そんなに無理して削ってないはずなのにな、回転数が低いからか?回しすぎるとアンバランスの影響が出てきそうなので控えめにしてるんだがな。ここはプログラムで誤魔化せるか。
もっとも基本的と言えるような試験片の加工法のダンドリってどうすればいいんだ?
教えてー

この後、中心に貫通穴を加工します。
つづく

  
タグ :S10C旋盤CNC


Posted by iso at 18:00Comments(0)旋盤

2020年02月10日

747 これあり!?

旋盤で小径穴(4.5)を加工しています。

一見、心押し台にエンドミル取り付けて、と見えます。
実は、

刃物台にエンドミルを取り付けて加工しています。

刃物台に取り付けることで、中心からずらせる(移動できる)、加工径を変えられる。
本当は穴繰りバイトなのでしょうが、径が小さくて底面も仕上げたかったので、こうなりましたface12
いけない気もするんですが。。。今後、多用するかもしれません。
ご意見求む!

  
タグ :旋盤


Posted by iso at 18:00Comments(1)旋盤