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2021年09月14日

829 曲がる

両センター作業で削られた試験片の真ん中に6ミリのドリル穴を開けます。
このようにCNC旋盤に保持します。
振れを見るとチャック側で1/100ミリ程度、先端で5/100ミリ程度。わずかに曲がっているのかな。
829 曲がる
工作物固定、ドリル回転で加工していきます。
入口側40ミリは直径8ミリのドリルで先に加工しておきます。
その後、6ミリのドリルで深さ90ミリまで加工します。直径の15倍、かなりの深穴加工になりますね。

加工後に先端の振れを見てみると、
良いやつで0.1ミリ(許容範囲と考えたいface12
ひどいやつは0.6ミリ
チャック側はほとんど変わらずと言うことで、曲がっているようです。

振り替えて反対側から8ミリのドリルで貫通させます。
829 曲がる
振れのひどいところでワイヤーで割ってみました。
829 曲がる
かなり偏ってます。
しかし、穴と外径は平行にできているように見えます。
入口側はほぼ真ん中から始まっているように見えます。
829 曲がる
出口側は喰い違ってます。
829 曲がる
*いくつもやっているので写真は同一の試料ではありません。

実験的にS45Cでやると安定しているのですが、支給されるS10C調質材だとこうなるんですね。
比較的曲がらないヤツとひどく曲がるヤツが現れる、どのタイミングで曲がっているのか、、、
外径を全長にわたって拘束したチャッキングにすると良いのかなどとも考えますが、、、

肉厚が一定なのか、どのくらい偏っているのか破壊せずに調べることが難しいことが問題ですface14

加工方法なり、測定方法などアイデアがあれば教えてください。
もう少し色々やってみます。



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Posted by iso at 18:00│Comments(0)旋盤
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