2021年06月15日
814 120ヶ所
SUS303材に、直径0.5ミリ、深さ5.2ミリを貫通させます
120ヶ所
L/D比10と言っても、5ミリのドリルで深さ52ミリとはだいぶ違う。
CNC旋盤の回転工具の最高回転数が6000rpm
0.5*3.14*6000/1000=9.42m/min
いくつか工具メーカーのウェブサイトから切削条件を調べてみます。
10000rpm、15m/minくらいは必要なようです。
7000rpm、11m/minというデータもありました。
なんとかなるでしょう。他に手立てはないからね。
送りは0.005mm/rev*6000rpm=30m/min
ステップ0.1mm
テスト加工1
まずは6ヶ所加工でテストしてみます。
センタードリルを0.2ミリほど突いて、0.5のドリルで加工。
深さ3ミリくらい入ったところで折れているようです。
テスト加工2
折れる原因はセンター穴とドリルの位置がわずかにズレているからかな。
ということで、センタなしでいきなりドリルで加工。
成功です

右側がテスト1の痕跡、左がテスト2の穴

本当に貫通しているか見えないので、0.2ミリのワイヤー通してみました。
テスト加工3
次は60ヶ所で実験。120ヶ所やれば良いんだろうけど時間がね。。。
これも成功。この分だと120ヶ所はいけるでしょう。

いざ本番

機械の対話プログラムの設定がステップが0.08になっていたので、そのまま使っています。

無事完了

早送りがMAXではないのでもう少し2時間近くには詰められるとは思います。あまりに機械がかわいそうなのでこれくらいで許してやってください。
この後、この面をわずかに曲面に削らないといけません。
穴が潰れる可能性があるので、後加工はしたくないんですが、斜めの面に0.5のドリル立てるのは難しいでしょうから、仕方ありません。

あら、穴のところが削り残っています。
Z方向に0.05ミリ追い込んで

稜線がちょうど穴のところに来ています。
あと0.05ミリ追い込んで

稜線が揃いました。
穴も潰れていないので、これで終了です。
参考までに今回使用した工具

日清工具 MDR-R
深さが6ミリ近く行かないといけないので、刃長から言ってもこの辺りが限界でしょうね。
回転数よりも振れ精度の方が重要な気がします。


L/D比10と言っても、5ミリのドリルで深さ52ミリとはだいぶ違う。
CNC旋盤の回転工具の最高回転数が6000rpm
0.5*3.14*6000/1000=9.42m/min
いくつか工具メーカーのウェブサイトから切削条件を調べてみます。
10000rpm、15m/minくらいは必要なようです。
7000rpm、11m/minというデータもありました。
なんとかなるでしょう。他に手立てはないからね。
送りは0.005mm/rev*6000rpm=30m/min
ステップ0.1mm
テスト加工1
まずは6ヶ所加工でテストしてみます。
センタードリルを0.2ミリほど突いて、0.5のドリルで加工。
深さ3ミリくらい入ったところで折れているようです。
テスト加工2
折れる原因はセンター穴とドリルの位置がわずかにズレているからかな。
ということで、センタなしでいきなりドリルで加工。
成功です

右側がテスト1の痕跡、左がテスト2の穴
本当に貫通しているか見えないので、0.2ミリのワイヤー通してみました。
テスト加工3
次は60ヶ所で実験。120ヶ所やれば良いんだろうけど時間がね。。。
これも成功。この分だと120ヶ所はいけるでしょう。
いざ本番
機械の対話プログラムの設定がステップが0.08になっていたので、そのまま使っています。
無事完了
早送りがMAXではないのでもう少し2時間近くには詰められるとは思います。あまりに機械がかわいそうなのでこれくらいで許してやってください。
この後、この面をわずかに曲面に削らないといけません。
穴が潰れる可能性があるので、後加工はしたくないんですが、斜めの面に0.5のドリル立てるのは難しいでしょうから、仕方ありません。
あら、穴のところが削り残っています。
Z方向に0.05ミリ追い込んで

稜線がちょうど穴のところに来ています。
あと0.05ミリ追い込んで
稜線が揃いました。
穴も潰れていないので、これで終了です。
参考までに今回使用した工具
日清工具 MDR-R
深さが6ミリ近く行かないといけないので、刃長から言ってもこの辺りが限界でしょうね。
回転数よりも振れ精度の方が重要な気がします。
Posted by iso at 18:00│Comments(0)
│仕上げ