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2009年02月10日

046 150度

046 150度
この図面↑からこんなの↓ができました。
046 150度
この形まで旋盤だけでできます。
M30のネジがなければフライスでいきたいところ。

当初は、めんどうだけど、まぁできるだろうなと思ってました。
が、予想以上に芯出しが大変でした。
加工する穴が、真ん中にあるか、中心を向いてるか、を確認しなくてはいけません。
046 150度
ケガキで穴の中心をけがいておきます。今回は割り出し盤に乗せてセンター穴を明けておきました。
真ん中は、
046 150度
こうやって円弧の一番低いところが上下で同じなら対象ということですから真ん中にあるというのがわかります。

中心を向いているかをどうするか悩みましたが、品物のセンター穴と芯押し台のセンターで棒を支えてその振れを見ることにしました。
046 150度
削るとこんなふうになります。
046 150度046 150度

なんとか150度の穴(内側がΦ25の穴)は、何とかできました。
次にその間の穴(内側がΦ24の穴)です。
左右対称だからなんとか掴めるかなと思ってやってみましたが、掴もうとするとずれる。
046 150度
しかたなく、こんなのを作りました。
046 150度
この形を作るのもやっかいでした。
普通にはつかめない形なのでステッキバイトでこんな風に作りました。
046 150度
真ん中の軸と穴の隙間が大きいと削ってる途中で動くんじゃないかと心配だったので、0.02ミリくらいの隙間にしておきました。
そんなこともあろうかと、穴のほうもきちんと寸法を出して削っておきました。
046 150度
こうやれば、丸くなるので今まで通りに掴むことができます。
046 150度

穴の内部のつなぎ目がいまひとつ。。。
046 150度

Φ24のところに入る部品と滑らかに繋ぎたいと言うので、はめ込んで同時加工することにしました。
今度は、穴だけなのでフライスで。芯出しが楽です。
046 150度
普通は、ここまでしません。出血大サービス!


他の部品と組み合わせると、こんな風になります。
046 150度

んっ!?なんだかロボットみたい。。。
046 150度



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Posted by iso at 18:00│Comments(0)旋盤
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