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2021年12月23日

846 キャリアハイ

以前の記事で0.5の穴を120ヶ所加工するというのがありました。
穴数は多いし、深さも10倍ということで厄介だったんですが、今回はドリル径0.1ミリと言う自己新記録に挑戦です。

左が私の髪の毛、まだまだ丈夫そう。
自己記録とはいえ以前いたスタッフが加工したことがありました。あっちのキャンパスでは0.03とかいうドリルでも加工してます。
その情報とメーカーのデータから加工データを推定。
回転数4000rpm、送り1mm/min(0.0025mm/rev)、ステップ0.005mm
以前0.5の時はMaxの6000rpm回していたけれど、あんまり回すと振れが出ますよとの意見からこの回転数に。
センタードリルは押さなくても良いと思うけれど、今回は旋削加工後の中心なのでわずかな削り残しのヘソが出てると嫌なので深さ0.1ミリでチョン突き。

ツールごとの位置ずれが気になるので、回さずにドリルだけ取り替える。取り付け誤差の方が大きいかもface12
プリセッターに当ててドリルが折れないか心配してたけれど0.05くらいまでは大丈夫ですよとのこと。

ここまできたら、エイヤッと起動ボタン押して祈るのみ。
切削液をダイレクトにドバドバかけるとドリルが折れちゃいそうなので、遠くにかけてしぶきを浴びるミスト給油face11
送りが遅いのに端面までの距離を取り過ぎてえらく時間がかかるface14
加工が終わっても本当に穴が開いているかわからない

虫メガネで覗いてみたり、デジカメで撮って拡大してみたりしたがわからない。髪の毛も通らない。。。
ドリルは折れていない、みたい。プリセット取り直してもほとんど変わらない。
外して再チャッキングするとわずかにずれるから再加工は難しいだろうなと思いながらも外して確認することに。

わからんface13
ライトにかざしてみると

光が見えたicon97


  


Posted by iso at 18:00Comments(0)仕上げ