
2021年02月26日
801 世代交代
新たにNC旋盤が納入されました。
通常なら納期13ヶ月!というところが昨今のウイルスの影響で短縮され導入することができました。


汎用機と同型モデルで3台並びました。
来週から導入教育が始まるので詳しくはその時にでも。
一方で私よりも先輩な2台の機械が廃棄されることになりました。
ホブ盤(昭和40年製)



形削り盤(昭和39年製)



しばらくは工場の前で屋外保存です

通常なら納期13ヶ月!というところが昨今のウイルスの影響で短縮され導入することができました。
汎用機と同型モデルで3台並びました。
来週から導入教育が始まるので詳しくはその時にでも。
一方で私よりも先輩な2台の機械が廃棄されることになりました。
ホブ盤(昭和40年製)
形削り盤(昭和39年製)
しばらくは工場の前で屋外保存です

2014年11月14日
448 良い質問です!
後期の実習も順調に進んでおります。
今期は水曜日が2班、金曜日が1班となっています。
今日は歯切りの実習です。
ギヤブランク(輪状の素材)からホブ盤で歯を刻んで歯車にしていきます。

素材の芯だしや掛替え歯車の調整が必要です。

歯車には、歯筋が回転軸と平行な平歯車(スパーギヤ)と
歯筋が傾いたはすば歯車(ヘリカルギヤ)があります。
実習では平歯車を使っています。
学生さんから質問されました。
「なぜ“はすば”にするんですか?」
こんな質問始めてされました。
そんな事は理解しているから尋ねないのか、
そんな事には興味がないのか、、、
メリットは、
真っすぐよりも斜めの方が長さが長くなるので強くなる(?)
同時にかみ合う歯数が多くなるので回転が滑らか(静か、トルク変動が少なく)になる。
デメリットは、
スラスト力(軸方向にずれようとする力)が発生するので、スラスト力を受ける構造にしないといけない。
今期は水曜日が2班、金曜日が1班となっています。
今日は歯切りの実習です。
ギヤブランク(輪状の素材)からホブ盤で歯を刻んで歯車にしていきます。
素材の芯だしや掛替え歯車の調整が必要です。
歯車には、歯筋が回転軸と平行な平歯車(スパーギヤ)と
歯筋が傾いたはすば歯車(ヘリカルギヤ)があります。
実習では平歯車を使っています。
学生さんから質問されました。
「なぜ“はすば”にするんですか?」
こんな質問始めてされました。
そんな事は理解しているから尋ねないのか、
そんな事には興味がないのか、、、
メリットは、
真っすぐよりも斜めの方が長さが長くなるので強くなる(?)
同時にかみ合う歯数が多くなるので回転が滑らか(静か、トルク変動が少なく)になる。
デメリットは、
スラスト力(軸方向にずれようとする力)が発生するので、スラスト力を受ける構造にしないといけない。
2009年03月18日
062 在庫一掃処分
今回の機械の移設で片づけをしていたら色んなものが発見されました。
第1問 何に使うでしょう?

答え 押さえ金具

品物を固定するときにこんな風に使います。
品物と同じ位の高さのものを一方において、真ん中をボルトで締めて押さえ付けます。
同じくらいの高さのもの一々探さなくていいように、六角形のブロックが付いています。
六角の中心から偏心して軸があるので、六角を回すと高さが段階的に変わるという仕掛けです。

もう今はない機械の刃物。
ギヤを切るときに使われるもののようです。
ハイスだと思うのでもったいないですが、使いようがありません。

これまた今はない機械(たぶんホブ盤)の架け替え歯車を大量に処分しました。
直径50センチくらいから10センチくらいまでそろってます。
どちらもご入用の方は、お譲りします
第1問 何に使うでしょう?
答え 押さえ金具
品物を固定するときにこんな風に使います。
品物と同じ位の高さのものを一方において、真ん中をボルトで締めて押さえ付けます。
同じくらいの高さのもの一々探さなくていいように、六角形のブロックが付いています。
六角の中心から偏心して軸があるので、六角を回すと高さが段階的に変わるという仕掛けです。
もう今はない機械の刃物。
ギヤを切るときに使われるもののようです。
ハイスだと思うのでもったいないですが、使いようがありません。
これまた今はない機械(たぶんホブ盤)の架け替え歯車を大量に処分しました。
直径50センチくらいから10センチくらいまでそろってます。
どちらもご入用の方は、お譲りします

2009年03月12日
058 戦の後
今日は、入試の後期日程でした。
工場の脇に「ボケ」の花が咲いていました。
花の名前に↑大意は、ありません。

今回の搬出で、連れ出されたのは、このギヤシェーパー。
歯車を作る機械です。
歯車を作る機械といえばホブ盤が一般的です。ホブ盤が回転する刃物なのに対してコチラは往復運動の刃物です。
フライスに対して形削盤(縦削盤)のような関係です。
左側が刃物で右側に素材をセットします。
もう一台は、日立精機の横フライス。
ウチでは、横フライスの出番は少ないです。
コイツは、実験で使われてましたけどウルサイ

天井に付けられていた段車も外されました。
ベルトは革製です。レーシングというヤツでつながれています。
クラッチ機構も見えます。
これらは、廃棄処分になりました。

2008年12月10日
030 後期実習(歯切り)
さて、後期実習も後半戦になってきました。
ギヤブランク材から歯車を削りだします。
使う機械は、ホブ盤。
歯車を加工するための機械です。
歯を削りだすための刃物をホブと言います。

まずは芯出し。
回転振れを0.01ミリ以内に収めます。

実習で使う歯車は、モジュール2なので最初の切り込みは、3ミリ。
モジュールは、ギヤの歯の大きさを表す単位です。
数値が大きくなると大きな歯になります。

一旦測定して、最後の切り込み量を計算します。

歯車は、何枚かの歯をまたいで測定します。
これを”またぎ歯厚”と言います。
それを測定するための歯厚マイクロメーターもあります。測定子が狭い歯の間に入るように、お皿のような形状になっています。
何枚”またぐ”かも計算で求めていきます。
計算で求めた数値分だけ切り込みます。
最後に測定して基準値になっていれば、できあがり。
できてなければ、もう1回。
1回の加工時間が長いので、終了時間が遅れていきます。
次は、いよいよ組み立てです。
ギヤブランク材から歯車を削りだします。
使う機械は、ホブ盤。
歯車を加工するための機械です。
歯を削りだすための刃物をホブと言います。
まずは芯出し。
回転振れを0.01ミリ以内に収めます。
実習で使う歯車は、モジュール2なので最初の切り込みは、3ミリ。
モジュールは、ギヤの歯の大きさを表す単位です。
数値が大きくなると大きな歯になります。
一旦測定して、最後の切り込み量を計算します。
歯車は、何枚かの歯をまたいで測定します。
これを”またぎ歯厚”と言います。
それを測定するための歯厚マイクロメーターもあります。測定子が狭い歯の間に入るように、お皿のような形状になっています。
何枚”またぐ”かも計算で求めていきます。
計算で求めた数値分だけ切り込みます。
最後に測定して基準値になっていれば、できあがり。
できてなければ、もう1回。
1回の加工時間が長いので、終了時間が遅れていきます。
次は、いよいよ組み立てです。