
2016年05月18日
528 続・硬さ
硬さについて何か書きたいことがあったんですが、それがなにか忘れてしまいました・・・
硬さも色々な試験法がありますね。
ショア硬さ、ビッカース硬さ、ブリネル硬さ、ロックウェル硬さ、ヌープ硬さ、、、、
だいたいは、考えた人の名前が付いているようです。
測定子を押し付けてその表面積だったり、対角線長さだったり、くぼみの深さだったりを見ているようです。
ショア硬さ
1906年、アメリカのA.F.Shore氏によって考案されたもので、当時、焼入れした高炭素鋼を試料としてho=10インチ(254mm)から落下したハンマの跳ね上がり高さhが6.5インチ(165mm)であったことから、これをHS=100として、6.5インチの高さを100等分してショア硬さとして定められた.この試験の利点は測定に用いられる試験機が軽量、安価でもち運びもでき、大形ロ一ルのような移動できない試料の硬さが測定できる点である。反発高さを目測するC形とダイヤルゲージで読み取るD形試験機があるが、現在ではD形が多く用いられている。
参照;http://www.ystl.jp/keywords/
実習で使っている方法です。簡易で現場で測定できるところがいいところでしょうか。
モース硬さ
1822年、鉱物学者F. Mohs氏の考案による鉱石の硬軟の序列。硬い材料と軟らかい材料をこすり合わせて、傷のついた方が軟らかいと判断した(引っかき硬さ)。モースの尺度では、1を最も軟らかい、10を最も硬い物として、次のように序列を定めている。
1:滑石(Talc)、2:石膏(Gypsum)、3:方解石(Calcite)、4:螢石(Fluorite)、5:燐灰石(Apatite)、6:正長石(Orthoclase)、7:石英(Qualtz)、8:トパーズ(Topaz)、9:鋼玉(Corndum)、10:ダイヤモンド(Diamond)。
マルテンス硬さ
圧子で測定対象を引っ掻き、一定の深さの凹みに作るのに要した「荷重」で硬さの度合いを示した指標です。
他の試験方法が荷重を一定にしているのに対して、荷重を指標にしているところがユニークですね。
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硬さも色々な試験法がありますね。
ショア硬さ、ビッカース硬さ、ブリネル硬さ、ロックウェル硬さ、ヌープ硬さ、、、、
だいたいは、考えた人の名前が付いているようです。
測定子を押し付けてその表面積だったり、対角線長さだったり、くぼみの深さだったりを見ているようです。
ショア硬さ
1906年、アメリカのA.F.Shore氏によって考案されたもので、当時、焼入れした高炭素鋼を試料としてho=10インチ(254mm)から落下したハンマの跳ね上がり高さhが6.5インチ(165mm)であったことから、これをHS=100として、6.5インチの高さを100等分してショア硬さとして定められた.この試験の利点は測定に用いられる試験機が軽量、安価でもち運びもでき、大形ロ一ルのような移動できない試料の硬さが測定できる点である。反発高さを目測するC形とダイヤルゲージで読み取るD形試験機があるが、現在ではD形が多く用いられている。
参照;http://www.ystl.jp/keywords/
実習で使っている方法です。簡易で現場で測定できるところがいいところでしょうか。
モース硬さ
1822年、鉱物学者F. Mohs氏の考案による鉱石の硬軟の序列。硬い材料と軟らかい材料をこすり合わせて、傷のついた方が軟らかいと判断した(引っかき硬さ)。モースの尺度では、1を最も軟らかい、10を最も硬い物として、次のように序列を定めている。
1:滑石(Talc)、2:石膏(Gypsum)、3:方解石(Calcite)、4:螢石(Fluorite)、5:燐灰石(Apatite)、6:正長石(Orthoclase)、7:石英(Qualtz)、8:トパーズ(Topaz)、9:鋼玉(Corndum)、10:ダイヤモンド(Diamond)。
マルテンス硬さ
圧子で測定対象を引っ掻き、一定の深さの凹みに作るのに要した「荷重」で硬さの度合いを示した指標です。
他の試験方法が荷重を一定にしているのに対して、荷重を指標にしているところがユニークですね。
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2013年07月16日
374 ガラスの仮面
そんなわけでガラスも加工してくれ、ということになったわけです。
四角に切るだけっちゃ切るだけなんですがね。。。
ガラスは非常に硬いので簡単に削ったりすることはできません。
ガラス細工のように熱を使って変形させていくか、
ガラス屋さんのようにガラス切りで切っていくかとなります。

どちらもウチの工場ではやっていないのですが、、、
工場スタッフの長老が個人的に所有していたガラス切りを使ってやってみました。
切るというか、傷をつけてそこから折るという感じ。
ガラス切りは、折り切るための傷をつける道具。先端にダイヤモンド
がついています。

精度は出ませんが、使用には問題ないようです。
アクリル板もカッターを使って同様な方法で切ることができますよ。
四角に切るだけっちゃ切るだけなんですがね。。。
ガラスは非常に硬いので簡単に削ったりすることはできません。
ガラス細工のように熱を使って変形させていくか、
ガラス屋さんのようにガラス切りで切っていくかとなります。
どちらもウチの工場ではやっていないのですが、、、
工場スタッフの長老が個人的に所有していたガラス切りを使ってやってみました。
ガラス切りは、折り切るための傷をつける道具。先端にダイヤモンド

精度は出ませんが、使用には問題ないようです。
アクリル板もカッターを使って同様な方法で切ることができますよ。
2009年02月17日
047 アルミナ
得体の知れないものが、やってきました。
図面の材料欄には「アルミナ」と書いてあります。
アルミナって酸化アルミニウムでしょ?
見た目は、セラミックス(陶器)みたいです。
電気ストーブとかの赤く光る部分みたいな感じ。
削れんのかな
加工物より刃物のほうが硬くないと削れません。
刃物のほうがなくなりますからね。
そんな時は、とりあえずヤスリで削ってみます。

ヤスリで削れれば、なんとか加工できるはず。
ヤスリがカリカリと滑るような時は、やっかいです。
硬いってことです。
今回は、そのカリカリでした。しかもかなりの硬さのようです
長さを短くするだけの加工ですが、強引に刃物を押し付けると割れてしまいそうなので、とりあえずファインカッターで行ってみます。
ファインカッターは、硬い粒を固めた薄い砥石の円盤を高速で回転させて切断する機械です。
あっ
今、思い出した。
その砥石に使われる硬い粒がアルミナだ!
「白色アルミナ質砥粒(WA)」とか「褐色アルミナ質砥粒(A)」とか言うもんね。
アルミナのほかには、ガーネットとかダイヤモンドとかが使われているものもあります。
どうりで硬いはずだ。
ファインカッターの砥石をそっと押し当てていくと、火花が出て、ボロッと、、、
ボロッと折れました

最終手段に着手です。

両頭グラインダです。
右の赤いのがWA砥石。同じような硬さなので削れませんね。
左の緑色のヤツを使います。
これは、超硬合金の刃物を削るときに使ってます。
これならガラスなんかも削れます。
「緑色炭化ケイ素質砥粒(GC)」というヤツで、現場では「青砥(あおと)」と呼ばれます。

見事に削れていきます。
手作業なので、寸法や形が不正確なのは勘弁してください。
図面の材料欄には「アルミナ」と書いてあります。
アルミナって酸化アルミニウムでしょ?
見た目は、セラミックス(陶器)みたいです。
電気ストーブとかの赤く光る部分みたいな感じ。
削れんのかな

加工物より刃物のほうが硬くないと削れません。
刃物のほうがなくなりますからね。
そんな時は、とりあえずヤスリで削ってみます。
ヤスリで削れれば、なんとか加工できるはず。
ヤスリがカリカリと滑るような時は、やっかいです。
硬いってことです。
今回は、そのカリカリでした。しかもかなりの硬さのようです

長さを短くするだけの加工ですが、強引に刃物を押し付けると割れてしまいそうなので、とりあえずファインカッターで行ってみます。
ファインカッターは、硬い粒を固めた薄い砥石の円盤を高速で回転させて切断する機械です。
あっ

その砥石に使われる硬い粒がアルミナだ!
「白色アルミナ質砥粒(WA)」とか「褐色アルミナ質砥粒(A)」とか言うもんね。
アルミナのほかには、ガーネットとかダイヤモンドとかが使われているものもあります。
どうりで硬いはずだ。
ファインカッターの砥石をそっと押し当てていくと、火花が出て、ボロッと、、、
ボロッと折れました

最終手段に着手です。
両頭グラインダです。
右の赤いのがWA砥石。同じような硬さなので削れませんね。
左の緑色のヤツを使います。
これは、超硬合金の刃物を削るときに使ってます。
これならガラスなんかも削れます。
「緑色炭化ケイ素質砥粒(GC)」というヤツで、現場では「青砥(あおと)」と呼ばれます。
見事に削れていきます。
手作業なので、寸法や形が不正確なのは勘弁してください。