› V=πdn/1000 › 2018年10月04日

2018年10月04日

672 ドナドナ

10月ですね。新学期です。出会いと別れの時期でもあります。
諸事情により古い機械を2台処分することになりましたface14

円筒研削盤(昭和39年設置)






20年以上使用することは無かったので退役となりました。
旋盤の加工精度が向上したり、そこまでの精度を求められることが少なくなったのが使われなくなった理由でしょうか。
自分は数度使ったことがありますが、グーンと砥石が近づいてくる瞬間が緊張でしたface12

卓上フライス盤(昭和35年設置)


寄る年波に逆らえずガタが大きく精度は期待できませんが、コンパクトで取り回しが良く使いやすい機械でした。
今の時代では、このサイズでこの程度の剛性を持った機械は無いのではないでしょうか。




持ち上げられ狭い隙間を抜けてドナドナされていきました。

残った工場を片付けていると古の品物が発見されました。
レーシングとワックス

レーシングはこの平ベルトを繋ぐのに使います。ワックスはベルトの滑り止め。




型削り用のステッキバイト

10本箱入り新品っていうのがスゴイ。オークションに出したいくらい。
欲しい人いたら差し上げますよface11

ベアリング

大径のものが多いですね。
しかも内輪も外輪もバラバラになっています。

これはベアリングとして利用しようととっているわけではありません。
この輪っかを切って開いて叩いて伸ばしての火造りをします。
そうして刃物や工具としての再利用をするのです。
材料の入手が困難な時代にベアリング材は貴重だったんでしょうね。

  

Posted by iso at 18:00Comments(0)工場内