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2024年03月13日

949 自己記録

油断したら間が空きましたface13

外径6mmのポリカの加工品、長さ6.2mmに整えます。

30個あるのでジグ作りました。

パワーチャックでも潰れなかったのでCNCで量産です。

端面挽くだけですから。

私の中で最速




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2024年02月20日

947 悪あがき

このスプロケットの刃先を細くなるように両側を15度(75度)くらいの面を取ってほしいとの依頼


パターン1
内張で保持


裏側をステッキで削る


流石にこれだとビビるし逃げるしでいただけないface12

パターン2
表側を片刃バイトで削る


パターン1よりはマシ
別の問題発生

ハンドルが往復台と干渉して回せないface12
ハンドルを外そうとしたが固くて外れないface14

パターン3
ジグ(面板)に貼り付けて奥側を削る


遠くて刃物台の動く範囲を超えているのでバイト延ばして加工します。もちろん逆転です。
実はこの前に面板に付けずに内張でも試しはしました。

結果はわかっていましたが、悪あがきです。
そうなんです、わかってるんだったら最初からこれでやればよかったのです。

ジグ(面板)なし

ジグ(面板)あり


なんとなくそれっぽくなりましたface11


  


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2024年02月05日

945 複合技

今回はコレを作ります。

油受けなので精度も要求されません。
内径加工が溝状で深さ61ミリなのが考えどころですね。

汎用旋盤で外形の加工。

裏側はリング状に段付きがあります。

ここからはCNC複合機でエンドミルによる溝加工。
ロングのラフィングエンドミルがあったのでこいつで加工。

まず溝幅45mmで深さ25mmまで加工、
その後、溝幅19mmで深さ61mmまで加工。
底面は仕上げて、円周面は0.5mmの削り代をつけました。
この後、汎用旋盤で仕上げてもらいました。



  


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2023年12月26日

940 アダプター

顕微鏡のレンズのアダプター


大径の雌ネジは、M27×0.75とM25×0.75の2種類。メートル細目ネジですが奥の逃げがシビアですね。


雄ネジが、20.32/36山
なんだこれはと、調べてみるとRMS(Royal Microscopical Society・英国王立顕微鏡学会)規格というものだそうです。JISにも規格が合ってタップも市販されているらしい
外径の20.32は4/5インチじゃないでしょうか。
ウィットねじの仲間ということでネジ山は55度。これくらいピッチが小さいと誤差範囲内で許される!?

サービスで外周に平目のローレットかけておきましたface16

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2023年11月10日

938 奥底

やる気になった時に更新face11

M50-P2の左ネジ、深さ30ミリ。穴底を仕上げ中

ここに外径20、幅3.2、深さ1.8のOリング溝を加工します。

穴が大きいので刃物の自由度は高いですね。
ただ寸法が測りにくい(測れない)のが問題。
反対側にも同じサイズのOリング溝の加工があったので、先にそちらを加工して目盛りを合わせておきました。

下穴のドリル、深すぎたなface12


  


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2023年11月02日

937 たりない

なんだか隔週更新になっていますface13

追加工でこんな形を作っています。

肉厚が薄くて怖いのでセンターを押しています。
元の形の写真を撮っていませんでしたが、できあがりの図面はこんな感じ

わずかにテーパーになっています。88度。

刃物台を傾けてテーパー加工。。。
目盛りが60度までしかない。

刃物台を60度振ったところで40度のところにケガキ線を入れて、これを52度に合わせれば92度(88度)になるよね。

これだけ振ったら往復台とチャックが干渉するface12
刃物を突き出して使うしかないか、、、

センター押しているので、この作戦は無理ですね。

センターが無ければ、こんな感じか。

結局は溝入れバイトに丸コマ付けて長く突き出しました。

これにてなんとか完成!


  


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2023年08月08日

928 フリーハンド

ちょっと前に来たコークスの加工が再度やってきました。
今回はペーパグラインダを使わずに、高速カッターやファインカッターを駆使して、なんとか四角にして旋削加工に入ります。


押さえつけてるだけで保持して削っていこうと言うわけです。


そのためちょっと強めに押し付けておきたいわけです。

しかし、手が一本使われると何かと不便だし、押さえつけ力も一定じゃないよね。
バネみたいなやつで押し付けられるといいんだけどなぁ・・・icon53

これで常に一定の力で力で押さえておくことができます。重しの数を変えれば押し付け力も自由ですねface15

  
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2023年07月11日

924 追加加工

外注品の追加加工。こんな長〜いネジの中間を細くして欲しいと言う依頼です。
先端と首元にM3.5-P0.35と言う同じサイズのネジが切ってあります。奥にある首元側のネジが締められないと言うことで中間を細く削ります。

ネジが通れば良いので精度は必要なく、つなぎ目があっても問題ないと言うことで、ちょっとずつ突き出して、つなぎ繋ぎ削っていきます。これでも7割くらいかな。

さすがにこのままでは無理なので先端を支えておきます。先端はレンチ用の6角穴になっているのでセンター穴は避けて外周で支持。

ステンレスですがいつものサーメットでちょっとずつ削っています。

ハイスのステッキで削るのが意外と良好でした。刃先が鋭い方が良いと言うことかなぁ??

なんとかできました。


うまく組みたつかな。。。

  


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2023年07月05日

923 蓋つき

小さな容器を作ります。精度はいらないようです。
キリコより小さい。

穴はエンドミルで加工して突っ切り

それに合わせて蓋を作って突っ切り

どちらも裏側のヘソはニッパで切断して油砥石で手仕上げ

20セット完了しました!

  


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2023年06月29日

922 逆転の発想

強大な黄銅(φ200)からリング(φ180x170)を作ります。精度は必要ありません。

中を全部削り落とすのはもったいないので、溝を入れて突っ切る作戦です。

幅が30ミリなので溝幅を広げながら徐々に加工していきます。
リングの内側に適当な?溝が欲しいと言うことで突っ切り落とす前に加工しておきます。


外形削って、突っ切っていっちょ上がり!


実は2個欲しいと言うこと
同じ段取りだとシャンク部分が邪魔でもっと削り込まないといけないface14

ハイスのバイトを作ってみたものの

この幅(8ミリ弱)では難しそう

幅を細くするには手間がかかる
このバイトでも反対側なら削れるよね

でも、ここまでは刃物台が動かない
icon53
こっち側で裏返せば良いんじゃないicon60


と言うことで、早速取り付けてチャレンジ!

逃げが逆なので、削れそうなら修正しよう

逆転・逆送りで加工

違和感はあるけど行けますねface16
逃げも修正して奥まで突っ込みます。

内側の溝は後から加工することにして、外径を加工して突っ切り
ノギスとかで寸法が測れないので目盛りが頼りです。

寸法的には一般公差範囲内?
表面が汚い。反対側の内径が1ミリも違う??

どうやら逃げ面が当たって曲がって入っていたようです。

逃げ面にポツンとこすれた形跡が残っています。
それで表面も仕上がってないんだな。
もっと早いタイミングで気がつく機会はあったはず。深く入れることに気を取られて注意力不足ですね。

反対面と内溝はアンコ入れて生爪で保持して加工しました。
もう少し早くこの段取りに気が付けば効率的だったね。。。

  
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2023年06月23日

922 振れどめ

建設系の学科に留学しているサダム君がいつも加工をしてくれるお礼ということでパキスタン?料理を差し入れしてくれました。


同じく建築系の学科からの加工依頼です。

6ミリの丸鋼にM6のネジを加工します。
素材はチタンですがハイスでも問題なく削れます。
長さが130ミリと超長いので、たわんで中程がかなり太くなっています。

何度か加工を重ねますが、そのくらいでは無理なんです。
移動振れどめが必要だよね。
この細さだと振れどめもかからないよね。
と言うことで撮影していた私が横から手を出して”人間振れどめ”登場です。
油筆の竹の柄をグイッと押し当てています。
竹のしなりで一定の押し付け力になるよねface11

最終的にはダイスで仕上げるのですが、取り代が多いとダイスが曲がりやすくなるので、できるだけネジ切りバイトで下ごしらえしておくのが肝要です。

  


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2023年06月07日

919 919

続けて4つ爪の仕事です。
その前に事前の準備。A5052が仕上がらない face13

けがき塗料で青く塗られていますが、黄銅です。

ドリルで下穴加工

内径仕上げて、奥の端面にOリング溝切って、ネジ切りしてできあがり

向きを変えて、事前に用意していたコマを穴に入れてチャッキング

わずかに空いています。

こちらも同様に加工します。

3面目も同じように加工して、フライスに行ってポケット加工してもらって、完成!

ポケット

フタもつくらしい

  


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2023年06月01日

918 かませ

フライスで4面加工した塩ビのブロックを4つ爪で旋盤にチャッキング。
最後までフライスでもいけるのですが、フライス作業のボリュームが増えているので旋盤で加工します。


素材が変形しないように鉄板をかませています。ちょうど良い長さが無かったので卍にずらしてます。
この後、穴あけなど加工が進んでいくとだんだん弱くなって、寸法が出なかったり、飛んでいったりしかねませんから。


ドリルで穴あけ。


厚さを決めて、


穴を寸法に加工すればできあがり face16


  


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2023年05月26日

917 割り切れない

スプロケット(11歯)の加工依頼


ここの段差を低く削ってほしいとのこと


焼きが入って硬そうなので、ワイヤー放電加工機でチューンとスライスするとかも考えたのですが、他の加工もあるので旋盤かフライスでという事になりジグを作ります。
11歯だし、PCDもわからないし、精度もいらないし、当てガキで穴位置を決めています。


皿ネジががうまくかかってくれればと願っていたのですが、願いは叶わずワッシャーで誤魔化します。ネジ穴をもう少し内側するべきだったな。これを書いている今頃になって気がつくface13
本当はリング状の押さえを作るべきでしょうね。


旋盤に取り付けて


だいぶ硬いけれど、P種のチップで400回転くらいで削れます。
ネジに干渉しないように刃物を傾けています。


面取りは、ジグまで一緒に削って完成face16


  
タグ :旋盤


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2023年05月22日

916 ダンゴ4兄弟



ちょっときつく掴み過ぎたか、変形しているようにも見える。。。
0.3の穴に0.2のワイヤーを通してます。

以前にもやったことあるのですが、Sφ3はやったけどSφ1はやったことがないと思い違いをしていました。
過去記事を見たら1ミリ球もやってましたね。
と言うことで自信満々に取り組んだのですが、過去記事には肝心の加工データの記載がありません。
前回は0.4キリだったんですが、今回は1.4と0.3です。
どちらも4000rpm、200mm/minで、センター穴なしで加工したとココに記しておきます。

こちらは3ミリ球に1.4キリ穴の加工直後の様子。

  


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2023年05月16日

915 大型連休明け

五月病です。ネタ切れです。
記事にするようなことがない。
仕方ないので似たような内容でもご紹介。


使い倒した面板を酷使します。

穴があり過ぎてどこを使うのかわからなくなる。
微妙に重なるので空きスペースを探すのが大変。張り替えた方が効率的。

ある程度、面振れを出して端面削り。これで確実に面振れは無くなりました。

素材の取り付け。4ヶ所をM6で固定。
元の素材の平面度の影響もあるのであまり締め過ぎないように固定。
締め過ぎると外した時に戻って変形します。

取り代がないのでパラっと削ってみる。

こんな感じの残り具合。
固定用のネジの締め過ぎは、あまりなさそうに見える。
少し切り込んで全面が削れるように加工。

裏返して同様に両面加工。これでほぼ平行なはず。

  


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2023年03月27日

909 欲ばり

先日、回転工具ホルダーを増設したCNC旋盤ですが、さらにもう1本回転工具が欲しくなっています。

最近タッピングを覚えました。
センタードリル→ドリル→タップという感じですが、タップの前に面取りしたい。
側面加工でエンドミル付けてたりすると面取りができない。とか
センタードリルがいらないドリル使ってみたり、
センタードリルをスターティングドリルにして面取りも兼用したり、
とかはやってるんです。もう1本あれば効率的にクオリティの高い製品づくりができるんです。

ふと気がつきましたicon53
旋削ドリルを使えばいいじゃないか!←今頃かface11

残っていた内径ホルダーを取り付けて

モールステーパー用のスリーブを利用して取り付けます。

ちょっと長いので注意しないといけないところもありますが、中心穴はこれでいけそうです。
残るツールポストは1ヶ所。何をつけようか。。。face15



  
タグ :旋盤nc工具


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2023年02月15日

903 なやむ〜

こんな形を作ります。
深穴をどのタイミングで加工するか悩んでます。

素材はSUS303、φ20。

外径がわずかに太く、いつものストレートのコレットチャックでは掴めなかった。
ストレートシャンク(φ32)のテーパコレットチャックがあったので、これで保持します。
チャックにチャックを掴む、ままありますよね face11

まずは端面とセンター穴を加工。

振り替えて、反対面の段付きを長さを整えつつ加工。

再び振り替えて、段付き部をストレートのコレットチャックで掴んで片センター作業で外径加工。

溝入れ。

ねじ切り。ネジの切り始めが食い込んでしまってます。避ける方法も無くはなかったかな。設計者との打ち合わせで外径を変更したかったところ。

三たび振り替えて、反対面の2ミリ穴の加工。
先の段付き加工の時に一緒にやっておけば良かったか。

4度目の振り替え。深穴の加工。コレットの長さを計算してこの出し具合 face16

内径9.6で先端フラットなので、円錐キリの後、ローソクキリで加工。こんな半端なサイズの工具を買うわけにはいかない。

穴の面取りも穴グリバイトでしっかり。旋盤はこれで終了。

フライス盤に割出盤を載せて側面の穴加工。

中心から3ミリオフセットしているので、まずはセンタードリルでパイロット穴を加工。

センタードリルでは長さが少し足りないので通常のドリルで貫通。エンドミルでは長さが足りないな、ロングなら行けたか。

計5本完成。結構時間がかかった face13

当初は、深穴を初めの方の工程で行うダンドリを考えていたが、どれが良かったかな?

  


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2022年12月16日

895 セレーション

セレーションを加工したいという依頼。外径は15ミリ。

60度の山型を円周上に並べた形状です。
ワイヤー放電ならインボリュート形状でもいけそうですが、途中に太い部分があってワイヤー放電は利用できません。
ウチの工場にWアングルカッターなる60度の刃物がありました。
CNC旋盤で試作してみました。

回転工具とY軸が付いているので、色々な加工ができて便利です。
旋盤だけだとX軸(直径方向)+Z軸(長さ方向)の2軸制御。回転工具が付くやつだと主軸の割り出しのC軸(回転方向)を加えた3軸制御。それにY軸(高さ方向、汎用旋盤だと刃物台の高さが変えられるイメージ)が加わって4軸制御。
良いものを買って貰って助かります。


こんな感じで30等分(12度)して加工していきます。
フライス盤に割出盤を載せても同じことができますね。

太い部分は歯車にしたいとのこと。インボリュートカッターがあれば同じ理屈で加工できるのですが、モジュール2はありませんでした。ワイヤー放電ならできそうですねface11
ここまでは、できることがわかったので既成の歯車を買って追加工するそうです。

細いところの外径切削がキタナいface14


  


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2022年12月06日

893 どうしたものか


この棒材から4ミリ厚に輪切りを作ります。
端面仕上げて突っ切り落とします。

ジグに収めて反対面を仕上げます。

板厚の真ん中に中心まで1ミリの穴を加工します。深さ16ミリface14

ドリルに干渉しないようにジグを切り欠いています。
コンターマシンで割り溝を入れる時に干渉しそうなところだけ広げておきました。

穴は開いているのですが、板厚の真ん中に開いてないやつもあるんです。
取り付けの誤差と言う訳でもなさそうです。
センタードリルがないからキリがずれて開いているのかも。ドリルの突き出し長いもんな。そうなると穴も曲がっていそう。。。
センター押せばいいんだけどホルダーが1本しかないので、いちいち交換するのが 面倒・・・ 効率が悪いんですよね。

  


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