2016年07月04日
536 リクエスト
コメント欄からリクエストがありましたので、球加工治具の詳細を紹介します。
原型は職場の先輩が残されていたものなのですが、加工径が大きなものに対応できずに大型化して作り直したものです。
まずは全体像をどうぞ。
ヘッドの部分がスイングするように動いて球面を加工していきます。
ヘッド部分は軸を中心に回転しています。二面で拘束されています。
この軸が反対側まで抜けて、こちらにハンドルを付けて回転運動を行います。黄銅のナットをダブルにかけてガタの調整をできるようにしています。実際には軸がたわんで実用できなかったのでヘッド部分に直接レンチをかけて動かすことになりました。
バイトが付いているアームの部分がスライドして球の半径を調整します。
アームは裏からネジで固定しています。
バイト自体を出し入れして径を調整することもできます。
こんなところで治具の様子はおわかりいただけたでしょうか。
実際の加工は、片刃バイトなどで荒削りをしておきます。
治具はヘッドの回転中心を旋盤の回転中心と同じ高さに合わせておきます。
径(X軸)方向に少しずつ切り込んでいきます。中心位置まで切り込めば球ができあがります。
径を0位置(中心)にしておいて、長さ(Z軸)方向に切り込んで行くと言う方法もありますが、直径を超えると食い込むことになるので、うまくいきませんね。
実際には径(X軸)方向と長さ(Z軸)方向で0.05mm程度の差が出ます。
芯高の影響なのか、外周部と中心部の切削速度の違いなのか、ガタの影響なのか、、、
色々と試してみたのですが、その原因はよくわかりませんでした。
いろいろと調べてみると、水平方向にスイングするタイプ、歯車を使ってスイングするタイプ等あるようです。
ネットで「球加工治具」で検索するといくつか出てきますね。
これでリクエストにはお応えできたでしょうか
原型は職場の先輩が残されていたものなのですが、加工径が大きなものに対応できずに大型化して作り直したものです。
まずは全体像をどうぞ。
ヘッドの部分がスイングするように動いて球面を加工していきます。
ヘッド部分は軸を中心に回転しています。二面で拘束されています。
この軸が反対側まで抜けて、こちらにハンドルを付けて回転運動を行います。黄銅のナットをダブルにかけてガタの調整をできるようにしています。実際には軸がたわんで実用できなかったのでヘッド部分に直接レンチをかけて動かすことになりました。
バイトが付いているアームの部分がスライドして球の半径を調整します。
アームは裏からネジで固定しています。
バイト自体を出し入れして径を調整することもできます。
こんなところで治具の様子はおわかりいただけたでしょうか。
実際の加工は、片刃バイトなどで荒削りをしておきます。
治具はヘッドの回転中心を旋盤の回転中心と同じ高さに合わせておきます。
径(X軸)方向に少しずつ切り込んでいきます。中心位置まで切り込めば球ができあがります。
径を0位置(中心)にしておいて、長さ(Z軸)方向に切り込んで行くと言う方法もありますが、直径を超えると食い込むことになるので、うまくいきませんね。
実際には径(X軸)方向と長さ(Z軸)方向で0.05mm程度の差が出ます。
芯高の影響なのか、外周部と中心部の切削速度の違いなのか、ガタの影響なのか、、、
色々と試してみたのですが、その原因はよくわかりませんでした。
いろいろと調べてみると、水平方向にスイングするタイプ、歯車を使ってスイングするタイプ等あるようです。
ネットで「球加工治具」で検索するといくつか出てきますね。
これでリクエストにはお応えできたでしょうか
Posted by iso at 18:00│Comments(2)
│工具・治具
この記事へのコメント
片刃バイトで荒削りとはどのように行うのでしょうか❓ 教えたいただけると助かります。
Posted by 山田隆 at 2017年02月12日 18:46
山田様>コメントありがとうございます。
荒削りはテキトー(^^;)なんですが、、、
詳しくは今しばらくお待ちください。
荒削りはテキトー(^^;)なんですが、、、
詳しくは今しばらくお待ちください。
Posted by iso at 2017年02月28日 18:05