458 ネバネバ

iso

2015年01月16日 18:00

流行に乗ってインフルエンザでお休みしていました
全国的に流行しているようですので、皆さまもお気をつけ下さい。


銅を旋盤で加工する機会がありました。
硬くはないけれど、延性のある(粘りっこい)素材は難しい加工の一つです。
銅やSS材、ある種のアルミなどがそれに当たります。

鋼(S45Cなど)を削る時に使っている超硬のスローアウエイの刃物


超硬(K種)のロウ付けチップを大きくスクッたもの。ノーズRも大きめ、1.5くらいかな。



いずれも加工中にバリが大きく成長してきます。
刃物にも切り屑が流れずに堆積しています。
こうなると加工を中断せざるえませんね。



2次元切削ならいけるかもとステッキバイトの登場です。
超硬スローアウエイ、ハイスともに試してみましたがうまくいかず。。。

最終的にアルミ用のピカピカチップでなんとか削りました。
これでも切り込みを大きくすると同じようになってしまいます。
0.5ミリの切り込みで削っていきました



刃物の切れ味とか微妙な角度で切削状態が左右されるので一概にこの結果でどうとは言えませんね。

切り屑をうまく流すことができれば連続的に切削ができるかもしれません。
フライス加工では必ず断続切削になりますから、その辺りの影響が少ないのかも。
かといって直線上に切り屑が伸びていったのでは、処理に困ります。
適当な長さで切れてくれれば良いのですが。。。
鋼などではカールして折れてくれます。ネバイと折れずにつながちゃうんですよね。

効率的な加工や精度の良い加工は命題なので、もう少し検討が必要ですね。
2月になったら工作勉強会で皆さんの知恵を集めてみましょう。



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