126 テーブルの分割測定

iso

2009年10月16日 18:00

後期の実習も始まってます。
昨年と同様に歯車減速機を作っていきます。
減速機を作るというメインテーマとそれに関連したサブテーマがあります。
今期は、そちらを紹介していきます。

まずは、「テーブルの分割測定」です。
円テーブルは、角度の割り出し(円弧の6等分など)をするときに使うモノです。
それがどれくらい正確か、測定してみようと言う実習です。
こういうのが円テーブルとか割り出し盤と呼ばれてます。

ちょっと前は、こういうのでした。
これはこれで、面白い使い方ができるみたいです。
いつか時間が取れたら、やってみます。


円テーブルのハンドル部分にロータリーエンコーダー(角度のズレが正確にわかる装置)を付けてあります。


それを利用して、30度ずつ正確に割り出していきます。


それがどのくらいずれているかダイヤルゲージで測定します。


差が出やすいように円テーブルに腕を付けて延長してあります。
鋳物で噴いてあります。
バランスウエイトも付けてありますね。



測定結果は、累積角度誤差で1分程度のようです。
カタログデータでは、20秒以下らしいですが。

*注
1度=60分
1分=1/60度=0.01666度

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