389 なまり
後期の実習も始まっています。
後期の実習では、歯車減速機の部品を自分たちで加工して組み立てて、でき具合を検討します。
その工程の最初に来るのが
軸の加工。
旋盤で両センター作業で加工していきます。
ベアリングやギヤが入る部分は、0.01ミリ単位の加工精度が要求されます。
今期はφ30h7に仕上げます。
「h7」というのは寸法公差を表しています。このことはそのうちに。。。
具体的には0〜21ミクロン(0.021ミリ)
29.979〜30.000の範囲に直径を加工するということです。
せっかくこの範囲内にできても、表面が凸凹(ガサガサ)だったら意味がありません。
そこを精度良く、滑らかに仕上げるためにヘールバイトを使っています。
ウチの工場ではネジ切りや突っ切り、溝入れに使うことが多いですね。
実習ではこんなのを使っています。
なぜ「ヘール」と呼ばれるか?ってことでネット検索してみました。
ヘールバイトを横から見ると
「丘」のように盛り上がったカタチになっている。
「丘」=英語の「hill(ヒル)」
これが「ヘル」 → 「ヘール」
となったという説があるようです。
他の説もご存知でしたら教えてください。
こういったゴロがなまっていったパターンは他にもありますね。
「スコヤ」とか。
えっスコヤをご存じない。。。
では、またの機会に
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