368 30度

iso

2013年06月12日 18:00

ぱりぱなさんより褒められ?ましたので、

こんなのを削る時に使ったヤツ

どうやって作っているかと言うと118°のドリルを研ぐのと同じように30°で研ぐ・・・
というわけにはいきません。

その前に通常の118°のドリルはどうやって研いでいるかを説明する必要がありますね。
通常はドリル研削盤っていう専用の機械で研いでます
これだと中心部分のシンニングと言う成形もできる優れものです。シンニングについては別記事にて。


って、そんなことを聞きたかったわけじゃないんですよね
グラインダーで研ぐ時は、他の刃物と同じようにスクイ面とニゲ面を成形してやれば良いわけです。

スクイ面はドリルの溝部分になるので加工の必要はありません。
スクイ角はドリル溝のねじれ角となります。
ニゲ面だけ成形すれば良いことになります。

ニゲ面はこの円錐面になります。
写真の右の切れ刃の位置より下がっていけば良いと言うことになります。
円錐面の銀色と側面円筒の黒色部分の境界線が左下がりになっていれば良いわけです。


グラインダーで成形する時はこの写真のようになると思います。
グラインダーのレスト(削るものを載せる台の部分)の上面が砥石の中心ですから、その上に当てれば自動的?に逃げ角がつくことになります。
もうちょっと角度付けたかったらもっと上に当てるか、刃物の後端を下げるかですね。


刃先から遠ざかるほどニゲ角をつけていかないといけないので、徐々にドリルの後端を下げていくことになります。


ほら、でき上がり
簡単でしょ

ポイントは左右対称に研ぐことかな。
動画で見ていただくのがわかりやすいとは思うのですが、恥ずかしいので遠慮しておきます

来週に続く・・・


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