084 実習(木型と図面)

iso

2009年06月08日 18:00

実習工場には、A棟とB棟があります。
今までに紹介したところは、B棟で行われています。
B棟で行われているもう1つの実習を紹介しましょう。

鋳造に使われる木型がテーマです。
以前は、(私がここに務める前のことですから、25年以上は前ですね。。。)
実際に割り型の木型を作っていたそうです。
今は、基本的なことを説明するだけです。

残りの時間は、図面の描き方がテーマになります。
実習に来ているのは、2年生。後期から製図が始まるようです。
細かな製図の規則は、製図の時間に習うので、三角法の基本を説明しています。
4年生になって、製作依頼に持ってくる図面があまりにひどいので、コチラを主にするようになったようです。

説明の後は、実践です。(実習ですからね。)


まずは、実際の木型を三角法のルールに従ってフリーハンドで書いてもらいます。
ホワイトボードに書いてもらって、アドバイスをします。



次に、三角法で書かれた図面から立体のカタチを粘土で作ってもらいます。


立体から平面へ、平面から立体へと、頭の中でうまく変換しないといけません。
私たちの固定観念から外れたものが出てきて驚かされることもありますね。




B棟の実習では、火遊び、砂遊び、水遊び、粘土遊びと遊びまくりですが、
間近で見たり体験できる機会は少ない部分だと思いますよ。
座学の授業の理解の一助になったり、何かの機会で、生かされることがあるといいな。


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