929 どうにかこうにか
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2023/08/08
ちょっと前に来たコークスの加工が再度やってきました。今回はペーパグラインダを使わずに、高速カッターやファインカッターを駆使して、なんとか四角にして旋削加工に入ります。押さえつけてるだけで保持して削っていこうと言うわけです。そのためちょっと強めに押し付けておきたいわけです。しかし、…
この12ミリ角ほどのキューブを作るまで編です。
以前のように真っ黒になって時間がかかることは避けたかったので、なんとか高速切断機で切れないかと企んでみました。
サイズが合うダイヤモンド砥石を買ってとも考えましたが、うまくいくかもわからないのに大枚を投入するのは気が引けて、少しだけ良さそうな切断砥石を購入しました。
サンダーに切断砥石を付ければ切れる。同じ理屈なはずなんですけど、、、
なんとか強引に固定して、恐る恐る切断開始
すごいホコリ 風向きを考えて黒スケ化は避けられました。
このくらいの直径がないと難しいでしょうね。
切断面はこんな感じ。
面はフラットですが、大小無数のクラックだらけ
なんとかファインカッターに載るサイズにまでカットしました。
問題は切れる切断砥石があるのかと言うこと。
A砥石(アランダム:褐色アルミナ質砥粒)やWA砥石(ホワイトアランダム:白色アルミナ質砥粒)では歯が立たず、
GC砥石(緑色炭化ケイ素)は砥石が減るばかり。
まあ、この辺りは想定内。
伝家の宝刀ナストンゴールドはあるもののもったいないので出し惜しみ
物色して出てきたのがコレ
RAって初めて見たな。
調べてみると「ローズ色アルミナ質砥粒」だそうだ。
こいつが、なかなか優秀でほとんど減らずに切断できると言うことで、採用!
高速切断機でカットした面をテーブルにつけ強引に固定して切断開始
薄くスライスできたら短冊状に
短冊状になったらサイコロ状に
ファインカッターのお仕事はここまでです。この先は前回の記事の旋盤につながります。
押さえただけで割れたり、切ってみたら割れたり、時間がかかる上に歩留まりの悪い仕事です。
外注に出したら1個1万とか言われるはずだよね。
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