791 真っ黒クロスケ
長々とお待たせしているコークスの加工。
以前にサンプルでいただいたコークスの加工はそれなりにできていました。
ところが本加工になると、持ち込まれた素材がこれ↓
長さが30センチほどもある大物!
ファインカッターに載せられるサイズに切断する必要があります。
ノコで切れるかな。とコンターマシンで、、、
端っこの方はなんとか切れました。この調子で2列目。
とは行かず、途中で進まなくなります。刃を変えても状況は変わらず。
真ん中あたりに硬い部分があるようです。
コークスは石炭から不純な部分を取り除いてほぼ炭素と思っていたのが、甘かったようです。
次は高速カッターで挑戦!
これが全く受け付けない
途方に暮れます
グラインダーで表面は削れます。しかしこのサイズの平面を作るのは大変・・・
ベルトグラインダーで行けそう!
と言うことで、荒いペーパー(#40)を入手。アルミナ砥粒とジルコニアがあったので2種類とも購入。
ジルコニア。青くてカッコイイ。色は関係ないです
手作業である程度、平行、直角になるように四角を作っていきます。
今回は、ジルコニアは大した効果は感じられませんでした。フレッシュな刃が一番。
なんとか60ミリ角程度になりました。
ここまで来れば、ファインカッターに載せて切断です。
電着ダイヤモンドのカッターですが、径が足りないので一発では切れません。
裏返して両面から切断です。
どうしても切り口が揃わないので段が付きます。
そこはペーパーグラインダーで擦って誤魔化します。
ここから更にファインカッターで切断して、前回同様に旋盤で加工という手順になります。
これでなんとか目処がついたということで、年内にそれなりの数をお渡しできました。
しかし、ペーパーグラインダーの作業は大変でした。
労力的には、大したことはないです。
粉塵がスゴイ
まぁあれだけの量を粉にして削っていますからね。
もちろん外で作業しています。
風上に立っているのですがこの有様
マスク2重ですが、こうなります
鼻の穴の中も真っ黒です。
これではコロナウィルスは防ぎきれんな。。。
お正月の福笑いですな
コロナ禍で、様々な対応を迫られた年になりました。
来年は良い年になりますように!
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