910 大作戦
2023/03/09
昨年もこの時期にやっていた深穴の加工この記事を読んで思い出した。前回は穴を拡大するだけだったんですね。そんなに苦労した記憶がなかった。今回は無垢からの穴あけになります。SUS304に深さ150ミリ!今回は苦戦しましたもちろん最初は短いドリルで、段階的に長いドリルに変えながら開けていきます。コ…
こいつが出戻ってきました。
ヒーターが入らない、と。
ま、そうだろうな。両側から加工して繋いでいるからね。
短いドリルから徐々に長くして行っているけれど曲がっちゃうよね。150/12.5=12d。しかもSUS304だもんね。せめて303ならなんとかなったかも。。。
とは言っても入らないものは入らないので入るようにしないといけないわけです。
とりあえず
昨年使ったφ12.3、長さが250のドリルを両側から突っ込んでつなぎ目の段差部分を少しでも解消しようという作戦。
いくらかマシにはなったけれど、まだまだ
φ13のロングドリルで穴を拡大する作戦はヒーターとの隙間はなるべく少ない方が良いということで保留。
と言うことでφ10の棒にノコで切れ目を入れてサンドペーパー(#80)を巻きつけます。
こいつをドリルにくわえて穴の中に突っ込む。
これでジワジワと穴を拡大しようと言う作戦です。
これでさらにいくつかは解消できたのですが、タチの悪い奴がかなりしつこい
これじゃラチが開かないと言うことでこれ
丸ヤスリをドリルにくわえられるようにグラインダで加工して、穴を拡大していきます。
これで拡大スピードは向上しました。
最後にペーパー作戦で仕上げて任務完了!
力技なので交代しながらも2枚(12穴)を修正するのに3日ほどかかりました。
これなら最初から15万くらい払って外注でガンドリルでやってもらった方が時間も精度も安上がりだったのでは。。。
次も来たら旋盤を中グリ盤的に使って加工というアイデアも出ました。まず下穴をどうやって開けるかだな。
やっぱり外注!!
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