894 つぶさずに
銅パイプをコイル状にしたもの。パイプに穴が空いてしまったので同品を作りたいとの依頼。
過去にもこんなのあったぞ。このときは無垢材だった。
まずはベースとなる型をCNC旋盤で作ります。
ピッチ16、φ8のボールエンドミルで溝深さ4ミリ、溝底の直径53ミリで製作。
暖めて手で巻きつけていきましたがパイプが潰れてうまくできませんでした。旋盤に掴んで木片で押しつけながら巻きつけても結果は変わらず
こうなったら押さえのコマ作るしかないな。
リードに合わせて角度もつけています。(間違っているけど約5度だったのに8度で作ってしまった。)
ピッチ16になるように歯車も掛け替えました。
これは上手くいきました
左ねじれなので逆転逆送りで加工。もちろん⁉︎手回しです
巻き始めはズレないようにコマで押さえています。
できた
出来上がりの内径は54ミリほどでした。直径で1ミリほど大きくなってますね。
これで元のコイルと同じくらいにできたのですが、内径がもう2ミリほど大きい方が良いということで作り直しになりました。
押し付けるのを手前で止めておくと緩く巻けるかなとやってみたのですが、ほとんど変わりませんでした。
ということで、型を大きく作り直して再挑戦となりました。
今後のために資料として書き留めておきます。
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