597 火造り
夏至も過ぎて梅雨も本格的になってきました。
蒸し暑い日が続きますが、鍛造の実習も予定通りに進んでいます。
その実習の合間に旋盤の穴繰りバイトを火造りしました。
使い込んで刃先がなくなったハイスのバイト(直径8ミリ)を再生します。
加工は先端を少しだけ曲げてあげればいいんです。
ハイスはあまり温度を上げて叩くとポロっともげてしまったことがあるので控えめな温度で加工。
これくらいか。。。
叩いて曲げたのがコレ↓
もう少し曲げたかったところ
どうせ先端は削って整形するのでこれで良しとしましょう
グラインダーで成形後↓
焼き入れ(油冷)→焼き戻し(熱処理については
このページがわかりやすいかな)
あとは使う時に用途に合わせて成形、刃付けします。
昔はこんなのばかりだったけど今はスローアウェイばかり。
穴繰りバイトは形状の制限が多いので、今でもハイスの手研ぎが活躍しています。
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