507 シリンダーゲージ

iso

2015年11月25日 18:00

「そのうち」が溜まらないようにやっておきます
前回のつづき。

ここで↓簡単にシリンダーゲージのことを紹介しています。
2015/03/04
ゲージシリーズゲージでよく使うのは、ダイヤルゲージ最小目盛りが0.01mmのものが多いですね。針はグルグルと回ります。コレは1回転1mm、5回転できますので測定範囲は5mmになります。背面から測定子が出ているタイプもあります。針はグルグル回らずに右左に振れる動きます。測定範囲は+0.5mm、−0.5mm…



測定部は可動側と固定側があります。


固定側は測定する直径によって5mm刻みの測定子を取り変えます。
3mm、2mm、1mm、0.5mmのアジャストシムを使って測定範囲にあった長さに調整します。


可動側にはガイドがついていて中心(一番長いところ)を通るように案内します。

両側の丸いコマがガイド / リング状の部分がガイド  
いずれも真ん中の細いピンが可動側の測定子。ガイド幅が広いほど安定して中心を通ることになるのでしょうね。溝部分などを測定したいときは狭い方が邪魔にならないのでしょうね。

直径は、前回の説明の通り「中心を通る」「測定面に直角」でしたが、これで中心を通るはクリアできます。
あとは、測定面に直角の部分を探し当てれば良いことになります。

可動側(ガイドがある側)から測定箇所に押し込んでいきます。
斜めの状態から直角を過ぎると逆に斜めに傾きます。

写真じゃわかりにくいですね

そうすると上部のダイヤルゲージの針は、90側から0に近づいてあるとろで90側に折り返していきます。
その折り返すところが最大値ですから、そこが直径と言うことになります。
例えば、この写真のように「4」で折り返しているなら、最初に合わせた数値より0.04小さいと言うことになります。
最初に65mmに合わせたなら、65.00-0.04=64.96mmということになります。

深い穴も測定できますから、テーパ状の変化もわかります。
ね、簡単でしょ


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