483 原始的

iso

2015年06月26日 18:00

工作実習も終盤になってきました。
おおむね順調に進んできたのですが、ここに来て大きなトラブル発生

鍛造実習で焼入れ作業前後の硬さを測定して比較しています。
硬度はショア試験機で測定していたのですが突然、測定できなくなってしまいました
調子が悪いときもあって、だましだまし使っていたのでいつ壊れてもおかしくない状態ではあったんですがね。

数十年来使用していて途中で修理も行っています。
1977年製でした。
以前の修理でもかなりの修理費がかかったようです。まだ修理を受け付けてくれるのか、という問題も。
新規に買うとなるとかなりの金額です。注文してすぐに納品されると言うものでもないでしょうから。

正確な値でなくても良いので比較測定で、こっちの方がこれくらい硬いとかわかればいいのですが。。。
材力系のスタッフに相談すると、跳ね返り高さを見るか、打痕の大きさを見るか、ひっかき、、、ということでした。
オリジナルで作ってみることに。

なぜだか木製。
アルミとかの方が加工は簡単だったのに。
鉋かけたくなったんでしょうね

アクリルパイプをヒートンで固定して、その下に試験片をセットします。

上の口から鋼球を落下させて、跳ね返りの高さを目視で確認します。

試験片の素材を変えてみると、明らかに違いがでています。
なかなかイイ感じ
使えそうです。

裏に目盛りを貼付けて目測しやすくしました。

ボールよりも棒状の方が見やすいんじゃないということで、こちらを製作。

左から鋼球+アルミ棒(穴あき)、鋼球+鉄棒(穴あき)、鋼球+鉄棒、鋼球
棒材(φ7mm、L=20mm)に鋼球(φ5mm)を圧入、鋼球単体は1/4インチ(6.35mm)
棒付きの方が見やすくなりました。

鋼球単体だと赤ゾーンを越えるくらいだったものが、
青と黄の境あたり。半分くらいになりました。
重量が増えたからかなと思い、穴あきやアルミなどを作ってみました。
どれでテストしても同じ高さにしか跳ね上がりません。
物理の法則からいくとそうなるのかな

たぶん、パイプと落下体の褶動摩擦か空気抵抗の影響で跳ね返る高さが低くなってるんじゃないかな。
わかる人教えてください。

さっそく実践投入です

さて、測定結果は、、、

いい感じで測れています。
十分比較検討できます。
4倍くらいすると本来のショア硬さの値と近くなりそうです。

以前の測定結果。

新旧?で記念撮影



関連記事