468 マイクロメータ

iso

2015年03月16日 18:00

マイクロメータはネジの原理を利用して測定する器具です。
一般的に1回転で0.5mm進むネジ(ピッチ0.5mm)の外周を50等分の目盛りを付けて、1目盛り0.1mmが読めるようになっています。
測定圧(測定子を押し付ける力)が一定になるようにラチェット機構がついています。
ラチェットではなくフリクションタイプのものもあります。

歯厚マイクロメータ


歯車の歯を1つだけでは測ることができないので、何枚かまたいで測るまたぎ歯厚を測定します。


キャリパー型外測マイクロメータ


円と円の間の距離を測るものです。測定面が球面になっています。
特注品です。


棒球面マイクロメータ


管の肉厚などを測定するのに使用されます。


ポイントマイクロメータ


狭い場所を測定するのに用いられます。


ネジマイクロメータ


ネジの検定に使われます。
ピッチが違うものはどうやって測るんだろう・・・?
コマが替えられるようです。


棒形内側マイクロメータ


穴径など内測に利用されます。
測定面との直角や測定圧(ラチェット機構がない)など習熟が必要です。


キャリパー型内側マイクロメータ


穴径や溝幅など内測に利用されます。
棒形より測定は容易ですが、穴の入口部分しか測定できません。
また、キャリパー型はアッベの定理から外れるので測定誤差が出ないように注意が必要です。



関連記事