鳥かごとか犬小屋の類いは「ケージ」
鉄道模型の「Nゲージ」とかの方です。
ゲージ【gauge】
長さ・重量などの物理量を測定する器具の総称。(goo辞書より)
ウチの工場にもゲージと名の付くものがいくつもあります。
ブロックゲージ(ゲージブロッック)
鋼製(最近はセラミックもあるようです。)で112個組、103個組、76個組などの組み合わせがあるそうです。
いくつかをリンギング(密着)させて貼り合わせることで任意の寸法を作る事ができます。
0.1μm以下の精度で作られているので各種の基準として、測定器具の校正などに使用されています。
シックネスゲージ(フィラーゲージ/すきまゲージ)
隙間に差し込んで隙間を計る道具。
ピッチゲージ
ネジのピッチ(ネジ山の間隔)を測定する道具。
インチネジ用とメートルねじ用がある。
メートルねじピッチ2とインチネジ13山を比べてみると、
インチネジは1インチ25.4mmあたりのネジ山の数で示されます。
25.4÷13=1.9538・・・・
ピッチ2にかなり近いのですが、2山すすむと0.1mmほど違いますからねじ込めませんね。
えっ!たったその程度の違いで入らないのと思われるかもしれませんね。
ガバガバのネジなら入るでしょうが。
実際にM16-P2のネジに2.0と1.9をあててみると、
ラジアスゲージ(Rゲージ)
曲率(アール)を調べることができる道具です。
角部の外側のアールと隅部の内側のアールを調べることができます。
外側のアールを調べている例
アングルゲージ(角度ゲージ)
その名の通り角度を調べる道具です。
更に工場の奥を探してみると、、、
挟みゲージ
通り側と止まり側とがあって、この写真の20mmの場合、
通り側+0.012mm、止まり側+0.002mmとなっています。
通り側を通って止まり側を通らなければ20.002〜20.012mmの範囲にできていると言うことがわかります。
栓ゲージ
こちらは穴用のゲージ。
はさみゲージと同じように通り側、止まり側があります。
通り側-0.012、止まり側+0.002になっていますので、19.988〜20.002mmにできていることを知ることができます。
いずれも今のように測定器具が普及しておらず高価だった頃には良く利用されていたようです。
今でも大量生産などの寸法管理に利用されているんじゃないかな。
ネジ(プラグ)ゲージ
雌ネジのでき具合を調べるゲージ。
やはり通り側、止まり側があって、通り側を通って止まり側を通らなければ、基準内におさまっていると言うことになります。
雄ネジ用のネジリングゲージもありまあす。
探し出したら色々と発掘されましたので続きます。。。