594 再リクエスト
先の記事にリクエストがありまして、なかなかお答えすることができずにいました。もう1年近く立ってしまいました
R加工の荒削りということで、似たような事例がありましたので、そちらを例に紹介したいと思います。
このリング状の凸部の立ち上がりの隅をR加工するというもの。
R4と小さめなので総型バイトで加工することにしました。
リクエストにあったのはR50と大きなものでしたが同じことだと思います。
まずは真剣バイトを横向きにつけて粗削り。
やり方は色々あると思いますが45度ならR面を侵すことはありませんから、何も考えなくていいので楽です。
粗削りの方法 その1
片刃バイトでテキトーに
左右の手で横送りハンドルと縦送りハンドルを回してそれっぽく削っていきます。
出来上がりのR面に食い込まないようにだけ気をつけることです。端面も外径もまだ取り代が残っているので余裕はあります。
スキルが伴わないので、あまりに酷い状況ですが恥を忍んで晒しておきます
粗削りの方法 その2
X軸、Z軸の位置を計算してそこまで階段状に削る。
今回はX軸で1mmごとに削っています。細かい方が良いのでしょうが手間暇かかりますからね ノーズR分は余裕があるはずです。
大きなRだとZ軸刻みもやると効果的と思います。中心部分と外周部分では1ステップの幅が随分違いますから。
これくらいだと45度と変わらないように見えますね。
いずれの場合でも最後はRバイトで仕上げます。
この時に端面と外径の寸法も仕上げていきます。その方がRとの繋がりがキレイに見えます。
こんなのでお分りいただけましたでしょうか?
皆様からのリクエスト・ご意見お待ちしています
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