031 SKD
松竹歌劇団ではありません。念のために。。。
なんてことのない形ですが、ちょっと厄介です。
材料がSKD11というものです。
「S」は、Steel。鉄、鋼という意味ですね。
「K」は、工具(KOUGU)の意味かな?
「D」は、Dice。ダイス、金型とかを意味します。
ダイス鋼と呼ばれます。
その名の通り金型に使われます。
自動車を作っているシーンで鉄板がガシャーンっとドアの形に変わったりするところ見たことありますよね。
そのドアなんかの形を造る型です。
何トンもの力で何千回も押しつけれれても減らないように、硬くて粘りっこい材料になってます。
この時は、焼き入れ加工がしてあり、表面が非常に硬くなっています。
加工するときは、それほどではないんですが、やっかいなのです。
削りにくいので、条件を下げてゆっくりと削ります。
広い面を加工するときは、超硬の正面フライスカッターで削れます。
肩削りの部分は、ハイスのエンドミルで削っていたので時間がかかってました。
それが、今年から使えるようになったNIIGATAのフライス盤のおかげで超硬のカッターが使えるようになりました。
今までもこのカッターはあったのですが、機械の剛性が弱くて使えませんでした。
ご覧の通り、切り込み15ミリ深さ5ミリでバリバリと削れるようになりました。
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