409 うまくいかない

iso

2014年03月04日 18:00

横フライスでパイプの端面の加工をやっています。
フレームのパイプ同士がつながる部分の管端の処理です。
素材は1インチ管(外径25.4mm)肉厚1mmです。
変形しないように木製の詰め物をしています。


角度が大きい(加工距離が短い)時は問題ないのですが、
角度が浅くなったり、2方向の加工だったりすると端っこが巻き込んで変形してしまいます。


端は支えがない上に削られると更に弱くなりますからね。
角度が浅くなると接している距離が長くなるのも原因のようです。
理論的には先端の底歯が削っていて、側面は削っていないので巻き込まれないはずですが、切削している部分が何かの拍子で引っかかると、その変形がパイプ端にまでおよんで側面の刃に巻き込まれるのではないかと推測されます。
中にアンコ(木の詰め物)を入れて変形しないようにしているのですが、削ってしまえばアンコも削れているわけですから、あまり支えにはなっていいないのでしょう。


2方向目を加工する時にアンコを新しいもの(削れていないもの)に変えてみましたが、効果は薄いようです。
側面に刃があるから巻き込まれるのなら側面の刃がなければ良いのか。エンドミルの側面を削り落とすのはもったいないし。
刃物を1本バイトにして加工すれば良いのかもしれません。適当なホルダがなかったのでうまくいきませんでした。キチンとホルダを準備して試してみる必要があるな。。。


こういう方向の加工ならうまくいきそうなので、ボールエンドミルを使うと言う手もあるのかもしれません。

他のところでは、どの用な方法で加工されているのかな・・・


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