922 逆転の発想
強大な黄銅(φ200)からリング(φ180x170)を作ります。精度は必要ありません。
中を全部削り落とすのはもったいないので、溝を入れて突っ切る作戦です。
幅が30ミリなので溝幅を広げながら徐々に加工していきます。
リングの内側に適当な?溝が欲しいと言うことで突っ切り落とす前に加工しておきます。
外形削って、突っ切っていっちょ上がり!
実は2個欲しいと言うこと
同じ段取りだとシャンク部分が邪魔でもっと削り込まないといけない
ハイスのバイトを作ってみたものの
この幅(8ミリ弱)では難しそう
幅を細くするには手間がかかる
このバイトでも反対側なら削れるよね
でも、ここまでは刃物台が動かない
ん
こっち側で裏返せば良いんじゃない
と言うことで、早速取り付けてチャレンジ!
逃げが逆なので、削れそうなら修正しよう
逆転・逆送りで加工
違和感はあるけど行けますね
逃げも修正して奥まで突っ込みます。
内側の溝は後から加工することにして、外径を加工して突っ切り
ノギスとかで寸法が測れないので目盛りが頼りです。
寸法的には一般公差範囲内?
表面が汚い。反対側の内径が1ミリも違う??
どうやら逃げ面が当たって曲がって入っていたようです。
逃げ面にポツンとこすれた形跡が残っています。
それで表面も仕上がってないんだな。
もっと早いタイミングで気がつく機会はあったはず。深く入れることに気を取られて注意力不足ですね。
反対面と内溝はアンコ入れて生爪で保持して加工しました。
もう少し早くこの段取りに気が付けば効率的だったね。。。
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