828 自主トレ
フレンチクルーラーみたい
先日の企業研修では、鋳造もやりました。
学生実習では砂型を作って終わりです。過去の企業研修もそれで通してきました。
今回は流したいと。鋳込みたいとの意向
そんなことやったことないよ・・・
自社で使っているものの方がイメージしやすいだろう、ということで小さめの木型が送られてきました
昨年も今年も鋳造の実習はやっていないので鋳物砂も乾らっから。
水を撒いて1週間ほどかけて使えるようにして、自主トレ開始。
これは簡単。と思っていたら湯口つけるところ間違った。
これはクリア!
文字のあるやつ。わずかに段差があるので見切りをつけて上型。
文字もキレイにできた!
湯(溶解した金属)を流してみた。
今回は融点70度の低融点合金を使用。お湯で融けます
上型と下型の間からダダ漏れ
文字はキレイにできてた。
中子のあるヤツ。
中子が大変だった。中に心棒入れました。
流してみた。
湯が足りなかった
固まるのに少し時間がかかるような気がする。
湯が足りてないので上側が平ら
慌ててバラすと漏れ出てきます。
中子は崩れずに中空品ができていました。
冒頭の砂型も流してみた。
上型を作らずオープンで流す。
イイんじゃないですか
でも、この砂型作るのに3回くらい失敗した。
突き固め具合だとか、離型剤とか、鋳物砂の水分量とか、
実際にやってみないとわからないものです。
良い経験させてもらいました。
普段の製作では、利用することはまずないだろうけどね。
ほんとは今回かなりのプレッシャーでした。うまくいくイメージができない。
今まで研究会とかで収集した情報や先輩から伝え聞いていた話などをフル動員してなんとか体裁を整えました。
研究会に遊びに行っているわけではないんですよ
研修の時にも型の合わせ目から漏れ出てきて、完成品を作ることができませんでした。
中子の様子がわかるカットモデルみたいになりました
この辺の経験を積んで、より良い成功体験を提供できるようにしておきたい。
この他にも、レーザー加工機でMDFの板を切り抜いて型を作り、アクリルの板で挟んで流す。というのをやりました。
アクリルだから湯が流れて行くのを目視できます。
どこに湯道をつけるかとか、鋳造方案を考えるのにも良い気がします。
子供達向けの学習活動にも使えそうですね。
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