778 伝わるかなぁ

iso

2020年10月08日 18:00

前回、言いたかったことを図にしてみました。

青い部分をバイトで削り取ります。
ドリルで下穴を開けています。(図の白い部分)


直径方向、あるいは長さ方向にバイトを動かして繰り広げていきます。

このあたりまでは、加工できますね。
この後、穴底の底面部分を削っていくことになります。

ここで問題になるのが、切刃角です。切刃と加工物の間の角度です。図の赤い三角形のトンがった角の角度。
この形のバイトなら切刃角は1〜3度くらいですね。
これだと5度になります。
これくらい小さい角度だと端面(底面)方向に切り込むのが難しくなります。
切り込みに対して切刃長さ(加工物と接して削っている部分の長さ)が長くなります。
0.5mm切り込むと5mmくらいになります。これくらいになると大きな負担がかかり、面精度に影響が出たり、刃物が損傷することにつながります。
実際には0.2〜0.3mm程度ずつ切り込んで加工しています。
ドリルの下穴をギリギリまで入れていれば、取り代が少ないので楽ですが、ドリルの深さをコントロールするのは難しいですね。

切れ刃角の大きいバイトであれば、深く切り込めそうです。
その場合、ある程度刃先角を尖らせないといけなくなります。刃先が弱くなり、負担がかかると損傷しやすくなります。
それでも1mmくらいは切り込めそうです。
この手のバイトを手配しますか。。。

皆さんは、どのように加工しているんでしょうか?
特にNCのプログラムはどういう風に組んでいるのでしょうか?

もっと簡単な方法があるんでしょ
誰か教えてください!



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