060 KIGS

iso

2009年03月16日 18:00

週末は、ココ↓に行ってきました。

モダンなデザインな建物と、日本の近代産業の拠点とも言うべき「1901」(東田高炉跡)との対比が面白い。
北九州イノベーションギャラリー(KIGS)産業技術保存継続センターと言うところです。
その名の通り産業技術に関する展示、講演、講習会などが行われています。


その中の「工房塾」というのに参加してきました。
これは、市の認定マイスター(高度熟練技能者)の方を講師に招いた技能講習会です。
無料というのがステキです。
今回のマイスターは川本利明さん。マシニング(フライス)のマイスターです。

初めに紹介のビデオと挨拶があって工房のほうに移動します。
そこでいくつかの作品を見せていただきました。

大きさが分かりづらいので鉛筆を置いてみました。
銅のクネクネしたヤツは、肉厚0.15ミリ。外から削って中を加工だそうです。倒れが出てもうまくいきません。
四角錐と星型のクボミ加工、角の部分のエッジが特徴的です。自作の工具と独特の工具パスで加工していくそうです。
放電加工(電極製作を含む)や磨き行程を省略できるので効率的だそうです。


ピンの径1.5ミリ。
2ミリのエンドミルで加工するそうです。

SKD11に0.4ミリの穴加工



これらを加工する工具。
Φ0.4のドリル(上)とΦ0.2のエンドミル(下)。



六面体の5番目6番目の面の作り方をやってて、当然のように「4面まではできますよね。」と言われていたので
ここ最近気になっている四角の作り方を尋ねてみました。
面積の広い面から作る。平行面を作ってから直角面ということでした。


工房の中はこんな感じ。
いくつかの作品も展示されています。


今度、コレ↓作ってみようかな。

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