638 優しさ
丸棒の両端に雌ネジを切っています。
片側が右ネジ、反対側は左ネジとなっています。
この写真の青く塗っている方が左ネジです。
青マジックが消えてしまうと、見た目で判断するのは非常に困難です。
そこで、
端面から5mmほどのところに小さな溝(キズ)を入れておきました。
このくらいなら強度にも問題ないでしょう。
このラインが入っている方が左ネジ。これなら消えることもないでしょう。
あれ。。。これ伝えてなかったけれど気づくかな・・・
ベアリング穴の加工。
圧入するらしいのでマイナス公差。
このままではプレスでの圧入作業も難しいだろうし、斜めに入ってしまうと元も子もない。
といことでスナップリング溝の手前側はわずかにプラス公差(0.01mm程度)に仕上げておきました。
これで圧入作業も簡単に確実にできるでしょう。
いずれも図面では指示されていませんが、後の作業のことを考えて追加しておきました。
老婆心が余計なお節介とならなければ良いのですが。
工場の半分は優しさでできています
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