052 機械工作勉強会
機械工作を良く行う技術職員が集まってスキルアップを図りました。
みんなが私に教えてくれる会です
なんて表現すると仰々しいですが、みんなで集まってワイワイ・ガヤガヤやってます。
今回のテーマは「ネジ切り(旋削)」です。
旋盤でネジを作ることは、よくあることです。そんな基本的なことからやってます。
そんな基本的なことだから同じことをやってるのか、それとも違った方法があるのか、なんてことを確認していきます。
まずは、メートルねじ。
最も良く使われるネジをみんなで作ってみて出来栄えを観察しようというもの。
最後は、年代モノの投影機で40倍にして観察した。
ここまで大きくすると、角度は意外とあってる、ノーズRが大きいとか、なんてことがわかりました。
きちんとやればそれなりのものが出来上がっていることを再確認しました。
次は、あまり出てこない色んなネジを作ってみます。
・管用ネジ(R3/8)
くだようねじと読みます。
これは、テーパオネジですね。
ガス管なんかの継ぎ目に使われてます。
・2条(3条)ねじ
普通のネジは、溝が1本ですが、2条ネジは2本、3条ネジは3本あります。
左:M20×3×1(3条ネジ)
中:3条ネジ(メス/ナット)2本目まで切ったところ
右:2条ネジのひつの溝にコードを巻いてみました。一つおきになっているのが分かりますか。
・ハイリードネジ
ピッチのすごく大きいネジです。
オネジ外径33ミリ、ピッチ20ミリ。角ネジにしました。
1回転で20ミリ進みます。
旋盤で切るのはスリリングです
いろんなネジができました。
出来栄えに納得できない勉強熱心な人が、翌日も復習していました。
ピッチ16ミリです。山、谷とも8ミリ幅。
ところで、「ねじ」「ネジ」どっちなんでしょう?
日本語ですから(英語ではスクリューかな)ひらがな?
私の場合、
ひらがなの後に付くときネジ。大きなネジ、角ネジ
カタカナの後に付くときねじ。メートルねじ、テーパねじ
字面の見た目でね。
どうなんだろ?
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