523 機械工作セッション

iso

2016年03月22日 18:00

九州地区の総合技術研究会に参加してきました。
基調講演から始まり口頭発表、ポスター発表と他の研究会と同様な流れです。



研究会終了後?に特別プログラム「機械工作セッション」と言う機械加工や工作実習に特化したセミナーが行われると言うので参加してきました。
はじめはボイラー室を改修したと言う製図講義室でマイスターの紹介がありました。

技能五輪の世界大会で銅メダルと言う経歴です。
メダルや表彰状と共に課題作品が展示されていました。


その後、工場の方に移ってマイスターの実演が行われました。


ヤスリかけと聞くと汗まみれでフウフウ言いながらと言ったイメージでしたが、
削れる削れる
切り屑から違います。
25×75mmほどの素材でしたが2〜3分で平面度、平行度2ミクロンに仕上がっていきます。
ヤスリの選び方、使い方など基本からきっちり伝授いただきました。

同時に技術職員の方がマイスター資格を持たれていると言うことで、フライス盤による樹脂加工が行われていました。
途中交代する形でそちらも見学。アクリルを透明に加工するための切削条件を実験的にやられていました。

どちらも参加者から積極的かつ専門的な質疑が出て身になる講座でした。

後半は各大学との情報交換会。各大学が自己紹介の形で運営形態や工作実習についてなどを話していきます。
その後テーマを絞った質問に対して各大学の対応を答えてもらう形になりました。
工場を運営するお金の問題や学生プロジェクトへの対応からワイヤーカットの変質層の厚さについてなどマニアックな展開で面白かったです
十分な時間とは言えませんでしたが基本的な情報は把握でき、自分たちの立ち位置を知ることができたように思えました。


正確には数えていませんが40名以上いらしたんじゃないでしょうか。研究会全体の参加者が200名ほどですから。。。
このような情報を欲している人がそれだけいるということなでしょうね。研究会の主目的がこのセッションだって言う人もいたらしいですから。
またこのような機会があるといいなぁ


その後、懇親会が開かれました。
会場は学内にあるちょっとオシャレなカフェでした。
マイスターも参加され各大学間の個人的な親交が深まりました。


このあと他大学の方々と二次会にまで行ってしまったのはココだけの秘密


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