044 テーパねじ

iso

2009年02月06日 18:00

テーパねじは、管用ネジ(くだようねじと読みます。)の一種です。
流体の通るパイプやホースをつなぐところに使われて、中身が漏れないようになっています。
水道管やガス管ですね。だからガスネジと呼ばれることもあります。
こんな風に使われています。

テーパネジとストレートがあるんですが、テーパが使われることが多いかな。

水道屋さんとかは、こんな↓機械(パイプマシン)というやつで加工しています。
工事現場とかで、お目にかかることができると思います。


まずテーパで外径を決めます。
テーパの角度は1/16。
直径が1ミリ大きくなると16ミリ進むと言うことです。
角度でいうと3.576度、半角で1.788度ということになります。

次にネジ切りです。
普通に送りをかけてネジを切ると、外周がテーパ状のネジになってしまいます。
そこで送りを掛けたらテーパの角度に合わせて刃物を逃がしていきます。
NCならプログラムで動いてくれるのでしょうが、汎用機ではそうはいきません。

削れ出したら、外径のテーパに合わせて刃物を徐々に逃がしていきます。
ネジの終端部でクルクルっと刃物を引いて回転を止めます。
コレを何度か繰り返して、できあがります。






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