006 四つ爪
工作機械の基本とも言われている旋盤。
丸いモノ(円筒)を削る機械ですが、いろんな加工ができます。
個人的には、チャックワークと両センターワークに大きく分けられると思います。
あと面板作業というのもありますが。
チャックには、つかむ為の爪の形態でいくつかあります。
爪の数で、三つ爪・四つ爪。二つとか六つというのもありますね。
硬爪(焼き入れ加工してあるもの)・生爪(焼入れしていないもの。自由に削れます。)
単動(インデペンデント)・連動(スクロール)
今回は、四つ爪単動チャックを使っての作業です。
段つき円筒状のものをくわえています。
真ん中にΦ40mmの止まり穴加工を行います。
フライスでやったほうが簡単そうですね。
ただ広い底部をフラットに仕上げる必要があります。
こういった加工は、フライスは不得意です。
細い軸の部分が干渉して左右同じ位置で掴めないので、
ゲタを履かせて太い部分の端面を掴んでいます。
その他の爪があたる部分は銅板を当てて傷がつかないようにしています。
関連記事