385 テーパー
以前紹介したテーパ状の煙突?の製作をご紹介。
図面はコレ↓
片側がテーパーになってるのが厄介。
両方テーパなら加工はムリでしょうね。
長いのも問題ですね。。。
外径100ミリで長さ300ミリ。
直径の3倍までは、片持ち(センターなし)でいけると言われています。
穴ぐり加工ではセンター押すわけにもいかないので、当然センターなし。
深さ160ミリまで内径加工するのでバイト(刃物)もそれだけ出さないといけません。
300+160で460の長さが必要になりますね。
CNCだとギリギリ。
内径テーパはどんなバイト使って加工するかわからないので汎用機。
削れ具合見ながら加工できるので安心です。
径が大きいのがせめてもの救い。
その分、大きな(頑丈な)バイト使えますからね。
まず、テーパーの内径加工から。
その前に、振り替えたときに芯だししやすいように端面や外周を削っています。
刃物台を振って横送りハンドルを手回しで加工。角度が小さいからわかりにくいですね。穴の奥が大きくなるようになっています。
ストロークが足りなくて、加工面をつないで加工。
今回はハイスの刃物でいくことに。
鋭い刃先による切削抵抗の低減、加工温度の抑制に効果があるはず。。。
太っといホルダーがあったのも理由の一つ。
テーパーが2段階になっているので刃物台の傾きを替えて加工。
今度は逆に奥が小さくなるように振っています。
写真お右下に横送りハンドルが来ています。
最初のテーパ部分と刃物が干渉しないように刃先の角度はそのままの角度で固定しています。
肉厚があるうちにトンボ(振り替え)して反対側を加工
内径と外径を加工して、もう一度振り替えてこの状態↓
チャッキング部分がつぶれないようにアンコ(芯金)を入れています。
この状態で外側のテーパを削ります。
やっぱりストロークが足りないのでつなぎます。
そしてテーパの角度を変えて最後の段階
これをどこまで追い込むかが問題です。
きちんと計れる箇所がないんですよね。
外周もテーパ部分はハイスで削ってます。
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