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2017年04月10日

585 けんさく

森田じゃありませんface13(←おっさんネタ 千葉県知事)
久々の研削ネタです。

硬い素材の硬さを測定する時に数値が安定しないのが取り付けの不安定さからきてるのじゃないかという推測。わずかに綺麗な平面を作って安定させようという作戦。
金型材の硬い材料なので平面研削盤で加工します。
いつも使っている超硬の刃物と変わらない硬さなので、もっと硬い砥石で加工しないといけないわけです。
砥石の刃物となる砥粒は硬い素材でできてます。ダイヤモンドの砥石もありますから、理論的にはなんでも削れるということです。
1回で削れる量がわずかなので時間はかかります。

素材の形状が円柱なので精密バイスにつかんでマグネットチャックに固定します。

切り込みは、荒加工が3ミクロン(0.003ミリ)ずつ、仕上げは0.5ミクロンずつです。
トータルで0.3ミリほど削ります。

切り込みが小さくて、加工速度が速い(2000m/min)ので火花を散らして加工します。
冷却や潤滑、洗浄などのために大量の水溶性の加工液をかけて加工しています。
5ミリ幅ほどの研削面ができれば、できあがりicon97


研削の話はあまり出てきてないので、機会を見つけてできたらいいなと思いますface01

  

2016年11月21日

560 ガラスのハート

ガラス管の側面にφ1ミリ程度の穴を開けたいとの依頼が来ました。この穴に03mmのワイヤーを通すとのこと。
ガラス加工用の工具は持ち合わせていないので、電着ダイヤモンドのドリルとかじゃないかと話をして持って来てもらうようにしました。
調べた結果、2種類のドリルを持ち込んで来ました。


左はツイストドリル(φ0.5mm)。見た目は一般的なドリルと同じようです。プリント配線穴あけ用ドリルビットと言うことらしいので基板のエポキシ樹脂とかも削れるような材質になっているのではないでしょうか。少し調べてみたけれどよくわかりませんでした。モノタロウで買ったと言っていたのでこれだと思います。

右は電着ダイヤモンドのドリル(φ1mm)。ダイヤモンドの粉がくっついています。ダイヤモンドは一番硬いのでガラスも削れます。ドリルというより砥石ですね。

お試しで加工してみました。
ツイストドリル

思っていたより容易に加工できました。入口、出口ともに欠けが見られます。

電着ドリル

同じように加工できました。欠けの状況はツイストドリルより大きくなっていますが、ドリル径の影響も大きいと思います。

割れが少なく、直径の小さいツイストドリルで加工することになりました。

この時はバイスに掴んで加工したのですが、把握力の調整が難しくガラス管にヒビが入りました。
加工する力はわずかなのですが、ガラス管自体の真円度、円柱度がよくないので固定に一工夫が必要なようです。
加工は対面とも行うため割出し盤で行うことになります。
ポリエチレンで治具を作製してチャッキングしました。

素材の突き出しが長いのは不安ですが切削力はわずかなのでうまくいくことを祈ります。


ビビリが出ていましたが、裏表10ヶ所×2本の20ヶ所開けることができました。
思いの外、うまくいきましたface15
こんなドリルが500円以下で買えるんですね。これくらいなら色々とチャレンジできますね。

  

Posted by iso at 18:00Comments(0)工具・治具

2016年05月18日

528 続・硬さ

硬さについて何か書きたいことがあったんですが、それがなにか忘れてしまいました・・・face13
硬さも色々な試験法がありますね。
ショア硬さ、ビッカース硬さ、ブリネル硬さ、ロックウェル硬さ、ヌープ硬さ、、、、
だいたいは、考えた人の名前が付いているようです。
測定子を押し付けてその表面積だったり、対角線長さだったり、くぼみの深さだったりを見ているようです。

ショア硬さ
1906年、アメリカのA.F.Shore氏によって考案されたもので、当時、焼入れした高炭素鋼を試料としてho=10インチ(254mm)から落下したハンマの跳ね上がり高さhが6.5インチ(165mm)であったことから、これをHS=100として、6.5インチの高さを100等分してショア硬さとして定められた.この試験の利点は測定に用いられる試験機が軽量、安価でもち運びもでき、大形ロ一ルのような移動できない試料の硬さが測定できる点である。反発高さを目測するC形とダイヤルゲージで読み取るD形試験機があるが、現在ではD形が多く用いられている。
参照;http://www.ystl.jp/keywords/
実習で使っている方法です。簡易で現場で測定できるところがいいところでしょうか。

モース硬さ
1822年、鉱物学者F. Mohs氏の考案による鉱石の硬軟の序列。硬い材料と軟らかい材料をこすり合わせて、傷のついた方が軟らかいと判断した(引っかき硬さ)。モースの尺度では、1を最も軟らかい、10を最も硬い物として、次のように序列を定めている。
1:滑石(Talc)、2:石膏(Gypsum)、3:方解石(Calcite)、4:螢石(Fluorite)、5:燐灰石(Apatite)、6:正長石(Orthoclase)、7:石英(Qualtz)、8:トパーズ(Topaz)、9:鋼玉(Corndum)、10:ダイヤモンド(Diamond)。 

マルテンス硬さ
圧子で測定対象を引っ掻き、一定の深さの凹みに作るのに要した「荷重」で硬さの度合いを示した指標です。
他の試験方法が荷重を一定にしているのに対して、荷重を指標にしているところがユニークですね。


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Posted by iso at 18:00Comments(0)その他

2013年07月16日

374 ガラスの仮面

そんなわけでガラスも加工してくれ、ということになったわけです。
四角に切るだけっちゃ切るだけなんですがね。。。

ガラスは非常に硬いので簡単に削ったりすることはできません。
ガラス細工のように熱を使って変形させていくか、
ガラス屋さんのようにガラス切りで切っていくかとなります。

どちらもウチの工場ではやっていないのですが、、、
工場スタッフの長老が個人的に所有していたガラス切りを使ってやってみました。


切るというか、傷をつけてそこから折るという感じ。
ガラス切りは、折り切るための傷をつける道具。先端にダイヤモンドicon97がついています。


精度は出ませんが、使用には問題ないようです。

アクリル板もカッターを使って同様な方法で切ることができますよ。
  

Posted by iso at 18:00Comments(0)その他

2009年02月17日

047 アルミナ

得体の知れないものが、やってきました。
図面の材料欄には「アルミナ」と書いてあります。
アルミナって酸化アルミニウムでしょ?

見た目は、セラミックス(陶器)みたいです。
電気ストーブとかの赤く光る部分みたいな感じ。

削れんのかなicon66

加工物より刃物のほうが硬くないと削れません。
刃物のほうがなくなりますからね。

そんな時は、とりあえずヤスリで削ってみます。

ヤスリで削れれば、なんとか加工できるはず。
ヤスリがカリカリと滑るような時は、やっかいです。
硬いってことです。
今回は、そのカリカリでした。しかもかなりの硬さのようですface07

長さを短くするだけの加工ですが、強引に刃物を押し付けると割れてしまいそうなので、とりあえずファインカッターで行ってみます。
ファインカッターは、硬い粒を固めた薄い砥石の円盤を高速で回転させて切断する機械です。

あっicon59今、思い出した。
その砥石に使われる硬い粒がアルミナだ!
「白色アルミナ質砥粒(WA)」とか「褐色アルミナ質砥粒(A)」とか言うもんね。
アルミナのほかには、ガーネットとかダイヤモンドとかが使われているものもあります。
どうりで硬いはずだ。

ファインカッターの砥石をそっと押し当てていくと、火花が出て、ボロッと、、、
ボロッと折れましたicon196


最終手段に着手です。

両頭グラインダです。
右の赤いのがWA砥石。同じような硬さなので削れませんね。
左の緑色のヤツを使います。
これは、超硬合金の刃物を削るときに使ってます。
これならガラスなんかも削れます。
「緑色炭化ケイ素質砥粒(GC)」というヤツで、現場では「青砥(あおと)」と呼ばれます。

見事に削れていきます。
手作業なので、寸法や形が不正確なのは勘弁してください。