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2018年12月27日

686 見通し

黄銅の円柱にφ4mm、長さ100mmの穴を20個開けます。穴の曲がりが気になるところです。
以前もやっているのですが私にとっては初体験icon102

いきなりロングのドリルでいくと曲がりやすいので、まずは切れ味が良いとの噂の月光ドリルで50mmまで加工します。

90度のセンタードリルを使うことで穴の入口の面取りも済ませています。


続いてロングドリル
ロングもいろいろあるけれど、上;月光ドリル、中;OSGロングドリル、下;GUHRING深穴用

写真icon73の一番下のヤツ、GUHRINGの深穴用というコレを選択。

ねじれ角や刃先の形状、溝形状も違うみたいですね。
工具も大事ですが、送り速度やステップ量の加減が難しいところですね。

さて、出来映えは、、、

このように裏から見ても目視ではほぼ問題ないようですface11


来年もこのように先の見通せる明るい未来に期待したいものですface15

今回が今年最後の更新となります。10年目となる1年間お付き合いいただきありがとうございました。次の10年に向けて一歩ずつ進んで行きたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。

  


Posted by iso at 18:00Comments(0)旋盤

2018年12月21日

685 師走

工場内が慌ただしくなっています。

実験スペースとして5m×5mを貸し出すことになりました。
高さがある実験装置なので天井の高い場所が必要と言うことで相談に来られました。
その為に20年来使っていなかった円筒研削盤と卓上フライス盤を処分しそのスペースを貸し出すことにしました。今後も使う予定はない上、処分費用も負担してくれるといことなので渡りに船とばかりに話がまとまりました。


装置が組み上がるまで資材を置くスペースも取られています。

さらに


新たな機械が工場に引き込まれていきます。
工場にある謎の穴は、引き込むときの支柱を立てるためのものでした。先人の知恵は時に役に立ちます。

NCフライス盤が導入されました。これでNCフライス盤は2台体制となり依頼品の製作もスムースになるかな。角モノはどうしても時間が掛かりますからね。

そんな時期に

中国の連携している大学との交流事業でコマ対戦が行われ、その製作の支援で奔走していましたicon10
卒業研究も追い込みの時期に差し掛かっている上に、工場のスタッフも実質1名減で忙しさも倍増です。
12月は師匠も駆け回る忙しさというのも頷けますface12

  

Posted by iso at 18:00Comments(0)工場内

2018年12月17日

684 ハチマキ

直径160ミリ、長さ400ミリのアクリルのパイプの両端に旋盤でネジを切ります。
まずは、アンコ詰めて長さを整えます。


端が欠けないように剣バイトで加工します。剣バイトだと切れ始めと切り終わりの切り込みが徐々に変化していくので割れにくくなります。


片刃バイトで外周を整えます。


ネジを切ります。ピッチは1。


さて、反対。。。icon59
どう掴もうicon10

合わせのメネジを切ったフランジがあるので、それに付けて加工しても良いかも。加工中に回ってズレるのは嫌だな。
内張か。保持力が分かりにくいしな。アンコも短く変えないとな。。。めんどくs
と言うことで今回はコレ

ネジ面にビニルテープ巻いてネジ部を保護。そこをシワっと掴んで加工。ちょっとしか削らないから大丈夫でしょ。。。


やっぱり内張が正解でしょうね。。。

  


Posted by iso at 18:00Comments(2)旋盤

2018年12月11日

683 エクボ

アルミ板の止まり穴にタップを立てました。


表から見るとキレイにネジができていますface16


裏から見るとエクボができていますface12

タップの先端で押されて膨らんでいます。膨らんでるのでエクボじゃないか。。。オデキ?
破れてはいないから問題はないのですが、タップの先端を削っておけば防げたはず。
残りの肉厚が十分あると思って油断していました。

  


Posted by iso at 18:00Comments(0)仕上げ

2018年12月05日

682 左から右

追加工の依頼です。

現状の10ミリ厚を4.5ミリにすると言うこと。
5.5ミリ削ればいいのねface16
face08 全長は変えないのね。。。
端面削って短くするのであれば、すぐに出来るんですが。。。
いくつか方法はありますが、今回はこれで

先端のノーズ Rを2ミリにした左勝手の片刃バイトで加工します。
直径10ミリの長い部分をつかむのが一番確実な保持方法だと思われるので、刃物を左から右へと通常とは逆方向へ送って加工しました。
φ20の部分を掴む方法もありますが先端部がセンターを押せない形状なので保持に不安があるのでこの方法になりました。

  


Posted by iso at 18:00Comments(0)旋盤