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2018年02月26日

637 続々・硬い

以前から何度かやっている鋼球の穴あけ。

2011/12/20
281 SUJ2
今回は、コレ鋼球に段付穴を加工します。材質が「SUJ2」SK材と同じような材料のようです。ベアリングの鋼球などに使われているようです。詳細は、リンク先をご参照ください。熱処理してあるので、かなり硬い…



1/2インチ球に7キリ12ザグリ、1/4インチ球に5キリの加工


いつものジグで保持して加工します。


ザグリまで終えるとこんな感じ。


ドリルは、なるべく切れ味の良い新品の状態で使いたいのですが、相手がこれだけ硬いと遅からず切れ味が落ちてきます。
そうなると手研ぎで再研磨します。そうするとどうしても切れ味を維持する時間が短くなります。そうなるとまた研ぐということの繰り返しになります。過去記事(287 超硬ドリル475 シンニング
このくらい使い込むとそろそろ限界です。。。
最近は超硬ドリルもかなり安価なものが出回っているので、そういったものを利用する方が時間的にもコスト的にも有効かもしれません。


穴の出口側は砕けているようになっています。

  *↑写真↑を間違っていたので差し替えました(2/27)

  
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Posted by iso at 18:00Comments(0)旋盤

2018年02月20日

636 続・硬い

なぜだか硬い素材が続きますface14

既製品の加工。
試験機に入らないので、外径120を100にしてくれとのこと。

まずは、サンドビック(サーメット)、回転数;25rpm(切削速度9.4m/min)、送り;0.135mm/rev(送りが遅すぎると擦る状態になって刃先に良くない、被削材の加工硬化にも繋がるようです。)


かけたicon196


SUJを乗り切ったAC2000の登場!

刃が立たずicon198

工場内を探し回って出てきたAC8025

ツートーンでパンダicon123みたいface11これに賭けるしかない。

削れたよicon22
やっぱり熱処理してある表面が硬い。なぜだか硬いところは、カールしたキリコ。

中の部分は、細かく切れたキリコ。組成が違うのは明らか。

切削終端の抜け側は、削れるのではなくて割れています。


やっぱり両側1mmくらいが硬い層のようです。


戦い終わった刃先は、随分とダメージを受けていました。



10秒あたりから流れ型の切子が20秒ほど出ています。そこからは短い粉状の切子になっています。そこらが硬い層との境なんでしょうね。
25rpm×0.135mm/min×20秒=1.125mmそんな感じでしょうね。

研究室からCBNがあるから使ってください、と持ってきた。

使ったことないし(切削条件がわからない)ノーズR0.4で重切削向きではないようなので今回は記念撮影のみ。
1コーナーのみというのが高級な証face11
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Posted by iso at 18:00Comments(0)旋盤

2018年02月14日

635 硬い


SUJ材。このサイトの説明がちょっと面白い。シンパシーを感じるface11
HRC60程度。まず端面を削ってみる。


硬い層は1mmくらいのようだ。高周波熱処理なのかな。

外径を削っています。

刃物;イゲタロイAC2000(超硬コーティング)
回転数;232rpm(切削速度18m/min)、送り;0.13mm/rev
切込み;1.5mm
刃先が表面の硬い層を削らなくて良いように深めに切り込みたいところ。2mmくらいいけそうだが小心者なのでこのくらい。
これくらい硬いとチャッキングが滑りやすくなる。爪が素材に喰い込まないからだろう。
長尺の素材だったので徐々に奥に入り込んでいく。本来は短く切った材料を段付きの生爪とかで掴むのだろうね。

中心部は硬くないのでハイスの刃物でいけます。
ドリルの下穴

バイトで中仕上げ

リーマ仕上げ


外径の仕上げです。

刃物;イゲタロイT1200(サーメット)、回転数;483rpm(切削速度30m/min)、送り;0.068mm/rev

ここまで削っちゃうと表面の美味しいところは無くなっちゃうんじゃないか。他の材料(削りやすい)で良かったんじゃ。。。face12

ステッキで切り落として、、、
刃が立たないface14
片刃でステッキの入る部分の表面をチマチマと削ります。

表面の硬いところが無くなったところでステッキで切り落とし。


切り落とした端面を寸法に仕上げて完成。


アルミと黄銅でも作って完了。



  
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Posted by iso at 18:00Comments(0)旋盤

2018年02月08日

634 モアレ


このあいだの刃物の向きを変えて樹脂(ジュラコン)の板(L300×W220×t10.2)を削っています。

固定はTナットを使って六角穴付きボルトで9ケ所固定しています。


これだけ直径の大きな刃物になると刃物(ヘッド)の傾きが気になります。
傾きがあれば後刃がこすって仕上げ面に影響を与えます。その時は逆向きに送れば良いんですけどね。
平面度にも影響を及ぼすことになります。
研究室の方で形状測定したデータをいただいたので掲載しておきます。
クリックすると大きな画像で見られます。

長手方向(画像の左右)0.08mm、幅方向(画面の上下)0.02mm程度の凹みがあるようです。
凹みの原因については、取り付け時の歪みか変形(元々なのか?加工によるものか?)だと考えられます。
幅方向に関しては、刃物の傾きも考えられます。
ですが、このくらいなら無視できる料なのではないでしょうか。
あてにならない私の計算では、刃物の半径を150mmとすると0.0076度ほど。
送り方向を変えても同じような後刃の当たり方でした。



ここから本題face11
幅方向の中心から対象に木目のような模様が出ています。写真じゃわかりにくいですね。
後刃が当たったことによるムシレではないかと思っていたのですが、
表面がザラついていない、左右対称に全面に出ていることからモアレ縞(Wikipedia)ではないかと考えています。
*モアレ;規則正しい繰り返し模様を複数重ね合わせた時に、それらの周期のずれにより視覚的に発生する縞模様のこと。干渉縞とも言う。

先刃と後刃が交差する角度が位置によって変わってくる(真ん中は平行、左右に行くにつれ段々角度が大きくなる)ことで、モアレが出る場所がある。
なんか説明がうまくありませんが自分の中では納得しています。違う気もする・・・face12
どなたか、そうそう!とか違うよicon101なんて意見や説明いただけると幸いです。

  


Posted by iso at 18:00Comments(0)フライス

2018年02月02日

633 白いベール

寒い日が続きますねface10
積雪のあまりないこちらでも外に置いていた自転車に立派なツララができていましたface08


そんな時に工場の前に横付けされたトラックから白いベールに包まれたものが運び込まれようとしています。

クレーンのブームに書かれた文字で気づかれた方もいらっしゃるかもしれません。

ワイヤー放電加工機が納入されましたicon97
昨年の機械・工作セミナーで散々聞かされたアレですface11
ワイヤーに電流を流して被削材との間に火花を散らして、その熱と衝撃で金属の表面を削ります。
そのため電気が通る素材であればどんなに硬いものでも加工できます。その分時間はかかりますface12


ワイヤーを導くリール類にメカっぽさを感じますicon102
どこまで使いこなせるか、これからが楽しみですface02

  

Posted by iso at 18:00Comments(2)放電加工機