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2018年02月08日

634 モアレ


このあいだの刃物の向きを変えて樹脂(ジュラコン)の板(L300×W220×t10.2)を削っています。

固定はTナットを使って六角穴付きボルトで9ケ所固定しています。


これだけ直径の大きな刃物になると刃物(ヘッド)の傾きが気になります。
傾きがあれば後刃がこすって仕上げ面に影響を与えます。その時は逆向きに送れば良いんですけどね。
平面度にも影響を及ぼすことになります。
研究室の方で形状測定したデータをいただいたので掲載しておきます。
クリックすると大きな画像で見られます。

長手方向(画像の左右)0.08mm、幅方向(画面の上下)0.02mm程度の凹みがあるようです。
凹みの原因については、取り付け時の歪みか変形(元々なのか?加工によるものか?)だと考えられます。
幅方向に関しては、刃物の傾きも考えられます。
ですが、このくらいなら無視できる料なのではないでしょうか。
あてにならない私の計算では、刃物の半径を150mmとすると0.0076度ほど。
送り方向を変えても同じような後刃の当たり方でした。



ここから本題face11
幅方向の中心から対象に木目のような模様が出ています。写真じゃわかりにくいですね。
後刃が当たったことによるムシレではないかと思っていたのですが、
表面がザラついていない、左右対称に全面に出ていることからモアレ縞(Wikipedia)ではないかと考えています。
*モアレ;規則正しい繰り返し模様を複数重ね合わせた時に、それらの周期のずれにより視覚的に発生する縞模様のこと。干渉縞とも言う。

先刃と後刃が交差する角度が位置によって変わってくる(真ん中は平行、左右に行くにつれ段々角度が大きくなる)ことで、モアレが出る場所がある。
なんか説明がうまくありませんが自分の中では納得しています。違う気もする・・・face12
どなたか、そうそう!とか違うよicon101なんて意見や説明いただけると幸いです。

  


Posted by iso at 18:00Comments(0)フライス